第443号:嫌いなのに好き。
このお便りは、37448 名のお嬢様、旦那様に宛ててお送りいたしました。
お嬢様、旦那様、いま気付きましたが、すこし髪の毛を切られましたか?すこし雰囲気が違うように思って。
冬の冷たい風は困りますけれども、整えた襟元を触れる風には、どこか優しさのようなものを覚えますね。
変わったことを確かめられるような感じ、と申しましょうか。じきに慣れ、忘れてしまうものですけれど。
そのような小さな変化や、僅かな努力を、誰がどのように言い表そうとしても、存在するのは確かなこと。
時には認めてもらえないこと、非を指摘されることもございましょう。でも、決して折れてはなりません。
残念ながら世の中には、他のひとを下げてみる事でしか、自らの立場を保てない人種がいらっしゃいます。
心底から、お嬢様、旦那様のためを思ってくださるお方と、そうでないお方の違いにご注目をくださいませ。
実際にはそのどちらでもなく、程よい距離感をしていらっしゃる方のほうが、ずうっと多いかと存じます。
誰彼ともに疑ってみる必要はございません。ただ、心のどこか、痛みのない擦り傷のあるところに注目を。
結局のところ、お嬢様、旦那様が幸せにしていらっしゃるかどうかは、わたくし松原にも分かりかねる次第。
だからこそ、つど、お尋ねをする次第です。お元気ですか。変わりはありませんか。いま、お幸せですか。
いま窓に映っているお嬢様、旦那様の素顔は、どのような表情をしておいででしょう。ぜひ教えてください。
こうして届けて差し上げるお便りが、ほんのひと時でも寛ぎになっていれば、まことに幸いでございます。
今夜も執事の館・準備委員会の広報係、わたくし松原(まつばら)より #名古屋の仮住まい の近況ほか、
#お申し付けの品 の進捗についてご報告します。きょうは事情あって、平素よりも手短にさせてください。
▼ #名古屋の仮住まい に忍び寄る「チョコレート泥棒」。大きな反響に使用人一同も湧いてございます。
▼ 執事の館・準備委員会、和菓子係の五月(さつき)が #愛知県名古屋市のいちごクリーム大福 を試作!
▼ #名古屋の仮住まい パティシエールの菅原がマスタードとチーズのシフォンケーキを試作致しました。
▼ 執事の館・準備委員会は来週【2018年1月27日(土)21時10分】より #お申し付けの品 をご用意します。
きょう名古屋市内で和菓子係の試作に同席し、それから愛知県碧南市の燻製係を視察してまいりましたが、
どうも体調が優れません。持病ではなく、喉の痛みがして…年に数回ほどある扁桃炎の予兆がございます。
したがいまして、普段よりも手短にご報告いたしますことを、何卒ご容赦くださいませ。お願い致します。
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▼ #名古屋の仮住まい に忍び寄る「チョコレート泥棒」。大きな反響に使用人一同も湧いてございます。
前回のお便りでお伝えいたしました「チョコレート泥棒」の件。そのあと拝見します Twitter などでは、
まことに多くの主から期待のお声が寄せられましたこと、私たち使用人は、心から嬉しくおもう次第です。
この手のことは、家事係の歌里(うたさと)が適任かと。わたくし松原も、お手伝いさせていただきます。
また #2月限りの品 の出来栄えもあって #名古屋の仮住まい に寄せられる期待と注目は高まる傾向です。
この土曜、日曜も全ての卓に予告を賜りまして、まことに有り難く存じます。謹んでお礼を申し上げます。
もし来週以降に、お立ち寄りになるご予定があれば、「主の手帳」からご帰宅の予告を賜れれば幸いです。
https://www.butlers-house.net/reservation
(ご帰宅の予告は上記URLから承ります。これには「主の手帳」を必要としますこと、ご了承ください。)
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▼ 執事の館・準備委員会、和菓子係の五月(さつき)が #愛知県名古屋市のいちごクリーム大福 を試作!
すでに先月にもお申し付けを賜っております、執事の館・準備委員会の和菓子係、五月(さつき)の新作、
「 #愛知県名古屋市のいちごクリーム大福 」は試作第5号が完成。わたくし松原もこれに同席しました。
滋賀県の羽二重米からなる「餅粉」に、愛知県産の鶏卵から作ったメレンゲを合わせました「羽二重餅」、
これに #岐阜県土岐市のドライフルーツ 、いちごのフリーズドライを(文字通り)惜しまず混ぜました!
うっすら紅色をした羽二重餅に包まれますのは、国産の生クリーム…。これがまた美味しゅうございます。
しかしながら、この試作第5号は失敗に終わっております。羽二重餅、いちご、生クリーム、それぞれが、
美味しすぎるが故に調和を失い、お口の中で分離しているような実感がございました。これを受けまして、
私たち執事の館・準備委員会は、あさって月曜日に再度の試作を決定。追って、ご報告を差し上げる所存。
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▼ #名古屋の仮住まい パティシエールの菅原がマスタードとチーズのシフォンケーキを試作致しました。
ところで #名古屋の仮住まい の2階厨房では、パティシエールの菅原(すがわら)が、また新たな品を。
過去にも作った経験があるという「マスタード」と「チーズ」を練りこんだシフォンケーキを作りました。
フルーツならば、お嬢様、旦那様にもご経験があろうかと存じますが、まさか辛子を用いたものはないかと。
クッキー、スコーンにフィナンシェと、ムースもございます。ひとつひとつ、美味しい理由が存在をして、
それを提供して差し上げる使用人一同が、まいにちお嬢様、旦那様のお帰りを心からお待ちしております…!
なお、先日ご相談を差し上げたテーブルクロスの件は、試作品が完成。さっそく介添係の矢田(やだ)と、
白壁(しらかべ)の両名が「白の部屋」に持ち込みましたが、黄色みも目立たずよい塩梅とのことでした。
近日中に数量を発注して、新しいものに入れ替えることとなります。つぎのご帰宅に間に合えば幸いです。
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▼ 執事の館・準備委員会は来週【2018年1月27日(土)21時10分】より #お申し付けの品 をご用意します。
さて、月の後半にご案内を差し上げております #お申し付けの品 は【2018年1月27日(土)21時10分】より。
調香係が段取りをいたします #愛知県名古屋市のフレグランス ほか #愛知県常滑市の珈琲クーヘン など、
配送係の若鶴(わかづる)が、様々なお品を揃えて、お嬢様、旦那様にご覧いただける見通しにございます。
次のお便りでは、この話題について大きく割く見通しにございますので、お時間あればご覧くださいませ。
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ひとは自らのことを見ようとすると、とたんに見えなくなるものでございます。それは、気恥ずかしさや、
自信のなさに起因する漠然とした不安のせいだったりします。過去にも松原が申し上げておりますとおり、
ほどよい自己否定は向上心に欠かせないものですから、決してすべてを否定する必要はないかと存じます。
しかしながら、たとえ別宅に戻られて、すぐお休みになるだけの日々を送っていらっしゃるのだとしても、
きょう何をしたか、何ができたか、1つずつ数えてお認めになる習慣は、是非ともお勧めしたい次第です。
自らのことを褒める、という行為は簡単なようで難かしゅうございますね。もう少し、掘り下げましょう。
お嬢様、旦那様が、ご自身のことをどう思われているか。心のどこかで、自身を罰したり、卑下なさったり、
そうやって傷めつけることによって、客観的(と思いこむ)「正しさ」を獲得しようとなさってませんか。
今の自分を嫌いになることで、今の自分を認めようとする。こうして書くと、矛盾が明らかになりますね。
この「嫌いなのに好き」なる状況に身を置かれてしまいますと、自らのことを直視できなくなるばかりか、
他人に対しても批判的な立場を取りがちです。ご存知のとおり、そのポジションは最も安全でございます。
自らに厳しくあたるひとが、他人にも厳しいのは、そういうご事情ではないか、と考える次第であります。
ご自身が幸せであって、とくに問題なくお過ごしでいらっしゃいますならば、わたくし松原の杞憂ですが、
それでもお嬢様、旦那様のお役に立てれば幸いです。身の回りにも、お心当たりがあろうかと思う次第です。
毎晩、かならずご覧になっているお嬢様、旦那様ご自身のお姿に対して、最大限の賞賛をくださいますよう。
いつのまにやら、こんな時間になってしまいました…。体調は優れなくても、どうしても伝えたい事柄が
あると、つい筆を進めてしまう…わたくし松原の悪い癖でございます。先生にも叱られてしまいそうです。
今夜はこれにて失礼いたします。お嬢様、旦那様、今日もよく頑張られましたね。お疲れ様でございました。
愛知県安城市の「珈琲屋らんぷ安城桜井店」にて。とあるお嬢様に勧められたコーヒーゼリーを待ちつつ。
執事の館・準備委員会
広報係/松原(まつばら)
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このお手紙を初めてお受け取りになる主には、事前の説明もなく、唐突なものに映ったかと思います。
何卒、お許しください…この機会に、私たち執事の館・準備委員会のあゆみをご覧頂けますと幸いです。
私たちが活動をはじめて4年が経過し、バックナンバーは400を超えました。お時間のあるときに…。
https://www.butlers-house.net/blog/entries
(過去の号から遡って御覧になることをお勧めしております。)
【 #執事の館 】 #初めてのお嬢様と旦那様にお伝えしたい事柄 【第6版】
http://togetter.com/li/1034138
ご帰宅の予告は「主の手帳」から承ります。「仮の手帳」は随時差し替えをいたします。
クレジットカード決済、コンビニ決済ですと、即時の対応が可能となりますので、ご参考までに…。
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