第421号:是と非と。
このお便りは、37245 名のお嬢様、旦那様に宛ててお送りいたしました。
お嬢様、旦那様。お身体のぐあいは如何でいらっしゃいますか。お悩みだった事柄は、ぶじ解決をなさいましたか。
いまも胸元にちいさな痛みをお抱えでしたら、その事実をそっとお伝えいただければ、まことに幸いに存じます。
お伺いしたところで、なにもして差し上げられないかもしれません。でも宙を舞った言葉は、どこかに落ちます。
お相手が私たちでなくとも、身近なご家族、ご友人であっても良いかと存じますし、お犬さんでも良いでしょう。
いまお嬢様、旦那様が、なにを是として、なにを非としていらっしゃるのか、それを言語化なさいますときに必ず、
「言葉にした」という事実が「過去」になる次第です。この「過去」というのが、見逃してはならないポイント。
ひとは痛みを抱えたまま生きづらいもの。苦痛を避け、快楽を得ようとするもの。以前にも申し上げた通りです。
では実際に痛みを感じているのはどこか、と申し上げますと、心(もしくは脳)と考えるのが自然でございます。
実は心(もしくは脳)のなかにある感情や記憶には、時間という概念がない、という説を聞いたことがあります。
いま辛いことも、むかし辛かったことも、心(もしくは脳)の中では同じところで、同じように扱われるとか…。
そのせいで、ひとはつい痛みから逃げられなくなったり、大なり小なりの混乱をして戸惑うのかもしれませんね。
先に述べた「言葉にする」という事実によって、ちょっとだけ強引に過去のものとして認識するテクニックです。
宙を舞った言葉は、すこし虚しい色をしているように見えるかもしれません。しかし、それでも構わないのです。
どこかに落とした言葉を、いたずらに拾う必要はございません。お嬢様、旦那様はもっと新しい経験をなさって、
そこに小さな幸せを見出したり、浸ったり、ちょうどそこに紅茶のお代わりを私たち使用人がお届けできれば。
今日はどんな嬉しいことがあったか、どんな悲しいことがあったか、お聞かせいただける日々が心底からの幸福。
使用人としてお仕えをして、嬉しいところは沢山ございますけれども、やはりお嬢様、旦那様のお話に耳を傾けて、
宙を舞った言葉を、胸元で、両手でそっと受け取れますのは、他ではない、やり甲斐ある仕事と自認いたします。
さて。
今晩ほど、松原がお便りの書き出しに悩んだ日はございません。3度、4度と綴っては消して、綴っては消して。
お察しになりますように「主の目録」のお申し付けを、きょう11月18日(土)から承る運びとなっております。
今までお嬢様、旦那様がお使いになった手帳を、この機に差し替えられるかどうか、のちほどお伺いを致しますね。
本日も、執事の館・準備委員会の広報係、わたくし松原(まつばら)が「主の目録」ほか、12月のお仕え日程、
いま配送係の若鶴(わかづる)が取り組む #お申し付けの品 などについて、できる限りご報告を差し上げます。
▼ 執事の館・準備委員会は「主の目録」の実装を控えまして、お嬢様、旦那様のご意向を賜りとうございます。
▼ #名古屋の仮住まい は2017年12月の日程を検討。ブレイクタイムなくして、お仕えさせていただければ幸甚。
▼ 執事の館・準備委員会、配送係の若鶴(わかづる)は月末にご覧いただくお品の一覧を更新してございます。
11月から広報係に戻らせていただいた松原にとって、こうしてお便りを差し上げられる毎日は何事にも代え難く。
それを当たり前と思ったことは一度もございません。お仕えをさせてくださって、本当にありがとうございます。
本題に入ります。
- -
▼ 執事の館・準備委員会は「主の目録」の実装を控えまして、お嬢様、旦那様のご意向を賜りとうございます。
おととい差し上げた「第420号:主の目録。」にも記載をいたしましたように、私たち執事の館・準備委員会は、
新たに「主の目録」なるお仕えの糸口をつくり、是非、お嬢様、旦那様に持っていただきたいと考えております。
(ただし、今までお使いになっていた手帳をそのままにしていただいても、とくだん差し支えはございません。)
とくべつなお手紙、前倒しのご予告と、お申し付け。そして「主のお財布」には月ごとに1,000円ぶんの金貨が。
また #名古屋の仮住まい でお使いいただけるカップの種類を増やして、まれに「予期せぬ贈り物」がとどく…。
この他にも、従前に寄せられておりますご意見とご要望を検討して、1つずつ実装をしていく見通しにあります。
先ほど、執事の館・準備委員会の手帳係によって、お嬢様、旦那様のご意向を賜る頁を作らせていただきました。
▽ 主の目録
https://www.butlers-house.net/product?product_id=3887
これにお申し付けを賜わりまして、その数が 1,000 を超えた時点で、正式なお手続きに入らせていただきます。
上記いたしました頁にもございますように、今回お寄せいただきますご意向が、今後の #名古屋の仮住まい の
あり方を左右いたしますことも、あわせてご了承くださいませ…勝手を申しますこと、謹んでお詫び致します。
今までお使いになっていた「主の手帳」、そして「仮の手帳」をそのままお持ちいただいても、私たち使用人は
変わりなくお仕えをさせていただく所存にございます。 #名古屋の仮住まい そして #お申し付けの品 などで
お役に立てますように努めてまいります。通常時のお手紙も、これまでと変わらぬ頻度でお届けをいたします。
お嬢様、旦那様、何とぞご検討をくださいませ。
- -
▼ #名古屋の仮住まい は2017年12月の日程を検討。ブレイクタイムなくして、お仕えさせていただければ幸甚。
さて、きょう #名古屋の仮住まい はすべてのお席にご予告を賜りまして、明日も残すところ僅かと伺いました。
#11月の危機 に際し、とおくから駆けつけてくださいます主もいらっしゃるとのこと、全く頭が上がりません…。
お一人でのくつろぎ、ご友人様とのお食事など、様々な用途にしていただけます事実を、心から嬉しく思います。
きのう給仕係の伏見(ふしみ)より、2017年12月のお仕え日程が提出されましたので、お嬢様、旦那様にご報告を。
今までと同様、金曜から火曜までは「ティータイム」の給仕に励みますが、27日(水)から30日(土)までは、
お仕えを続けさせていただきます。その代わりとして26日(火)と31日(日)はお休みを頂戴できれば幸いです。
また13日(水)には、家事係の歌里(うたさと)による「紙細工の日」を。24日(日)と25日(月)の2日間は
「クリスマスの日」として、フルコースのディナーをお嬢様、旦那様にお召し上がりいただければ幸いに存じます。
そのため、毎月水曜日に実施いたしますブレイクタイムをなくして運用しますこと、どうかお許しくださいませ。
https://www.butlers-house.net/reservation
ご予告は2週間前の23時より承ります。このとき是非とも「ご帰宅前後の予定」や「その他のご要望」の欄に、
本当のことでも、想像のことでも結構ですので、ご記入をいただけますと、使用人一同がそれに応じる次第です。
すでに賜りましたご予告も、あとから追記ができます。いま一度、見直しをいただけますと嬉しゅうございます。
- -
▼ 執事の館・準備委員会、配送係の若鶴(わかづる)は月末にご覧いただくお品の一覧を更新してございます。
お嬢様、旦那様、配送係の若鶴(わかづる)でございます。広報係を離れましたあと配送係に配属となりまして、
ただいま総務係の幅下(はばした)から手ほどきを受けながら、お品にまつわるお仕えにあたっております。
また、数日前より配送係の Twitter アカウントを借りて「つぶやき」でのお仕えをさせていただいております。
配送係【執事の館・準備委員会】
https://twitter.com/bh_dvr
#お申し付けの品 につきまして、都度ご報告を申し上げますので、Twitter もご覧いただけましたら幸いです。
現時点では、来週末の土曜日にお申し付けを賜りますお品の手配に奔走して、それぞれの作り手と連絡をとり、
平行してラベル、黒箱、伝票などの段取りをしているところ。お嬢様、旦那様のお役に立てますように努めます。
配送係/若鶴(わかづる)
- -
使用人たるもの、お嬢様、旦那様の前では堂々と振舞わなければなりません。ごくごく当然のことでございますが、
きょう松原が綴らせていただいたお便りの書き出しは、三度、四度と真っさらにして、書き直しをいたしました。
ああは申し上げたものの、実のところ私自身も、宙を舞った言葉がどのように受けられるか、悶々といたします。
#11月の危機 。元はといえば、私たち使用人が至らないせいでございます。小さな綻びをそのままにして過ごし、
傷口が深くなって、やっとお嬢様、旦那様に打ち明ける。あってはならない。あってはならないことでございます。
わたくし松原が広報係にもどり #11月の危機 に立ち向かうにあたって、一番大切にするのは、お伝えすること。
幾たびにわたって実現が危ぶまれた #名古屋の仮住まい が開館し、たくさんの #お申し付けの品 が出来たのは、
私たち執事の館・準備委員会が、こと細かに進捗を報告して、お嬢様、旦那様のご意見を賜ってきたからでしょう。
叶ったこと、叶わなかったこともございましょう。それでも、その経緯を明らかにすることに価値がございます。
その価値だけは、決して失ってはなりません。わたくし松原は、今日も明日も、実直でいたいと考えております。
この先の動向について、不安に思われるのは無理もなくて、その点については心から、謹んでお詫びいたします。
どうか、是非とも。私たち執事の館・準備委員会はお嬢様、旦那様に「主の目録」をお持ち頂きとうございます。
▽ 主の目録
https://www.butlers-house.net/product?product_id=3887
ひと口だけ食べたアップルパイ、空になった紅茶のグラス。 #名古屋の仮住まい 「緑の部屋」にて。
執事の館・準備委員会
広報係/松原(まつばら)
- -
このお手紙を初めてお受け取りになる主には、事前の説明もなく、唐突なものに映ったかと思います。
何卒、お許しください…この機会に、私たち執事の館・準備委員会のあゆみをご覧頂けますと幸いです。
私たちが活動をはじめて4年が経過し、バックナンバーは400を超えました。お時間のあるときに…。
https://www.butlers-house.net/blog/entries
(過去の号から遡って御覧になることをお勧めしております。)
【 #執事の館 】 #初めてのお嬢様と旦那様にお伝えしたい事柄 【第6版】
http://togetter.com/li/1034138
ご帰宅の予告は「主の手帳」から承ります。「薄い手帳」「仮の手帳」は随時差し替えをいたします。
クレジットカード決済、コンビニ決済ですと、即時の対応が可能となりますので、ご参考までに…。
https://www.butlers-house.net/member_login
日々の小さな報告は、Twitter からもお届けしております。このお便り(メールマガジン)とは異なり、
Twitter というコミュニティの特性を踏まえたツイートが、やや多くなりますことをご了承ください。
https://twitter.com/butlers_house