お嬢様、旦那様、2016年のお正月、どのようにお過ごしでいらっしゃいますでしょうか？
旧年中は #名古屋の仮住まい 、そして #お申し付けの品 、様々な形でお仕えさせていただきまして、
誠にありがとうございました。また本年も何とぞ、宜しくお願いいたします。執事の館・準備委員会、
そして #名古屋の仮住まい の使用人一同、心からのお礼とお願いを申し上げます次第です。

ご存知にように #名古屋の仮住まい はきのう１月２日（土）より、2016年のお仕えを始めまして、
盛付係の牛島（うしじま）による「和風出汁のシンプル雑煮」と「ミルク仕立ての白味噌雑煮」２種の
お雑煮と #三重県鈴鹿市のもち米 のお餅を用いた「ぜんざい」を拵えて、皆様をお迎えしております。

当初の予定では、きょう３日までのご提供を想定しておりましたが、シェフ池下による #１月限りの品
の段取りが乱れまして、あす４日も引き続き、上記の３品を提供して差し上げることとなりました…。
いっぽうパティシエールの東桜の「みかんのスフレ」、「スイートポテトタルト」はデザートワゴンに
載せて、多くの主から好評を賜る次第にございます。お嬢様、旦那様のお口にも合えば幸い。

新年早々、準備が徹底できずに申し訳ないことでございます。もしご都合つけば、 #名古屋の仮住まい
へのご帰宅をご検討くださいますよう、お願いいたします。現時点で、わずかにお席がございます。

主の手帳／ご帰宅の予告
https://www.butlers-house.net/reservation

また昨年末には、 #愛知県小牧市のチョコクーヘン など多数のお申し付けをくださいましたことにも
あわせて感謝しております。２種のチャイや希少糖のパウンドケーキなど、現時点で満了となった
お品も多くございますけれども、バウムクーヘン、かすてらなどには多少のゆとりがあるとのこと。

主の手帳／お申し付けの品
https://www.butlers-house.net/cart

バウムクーヘンは日頃お世話になっている方へのお礼としても、たいへん喜ばれるかと存じます。

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話は変わりますけれども、お嬢様、旦那様。今年のお正月は如何でございましたでしょうか？
わたくし松原の観点で恐れ入りますが、どうも歳を重ねるごと、クリスマスやお正月といった季節感が
薄くなっている気がしてなりません。気が付けば当日を迎えていて、あっという間に過ぎていくのです。

これは何故であろうかと考えたところ、いくつか思い当たる節がございましたので、お話いたします。

まず一つ考えたのは、私たちが気付かぬうち、日本国内における「催しの比重が変わっている」のでは
ないかということです。たとえばハロウィンなどは、私の幼少ではまったく話題にならず、遠く離れた
アメリカだけのお祭りだと思っていたのですが、ご存知の通り。年々、話題は大きくなりつつあります。
その代わりに、催しとしてのお正月の重みが、やや下がる傾向にあるのかもしれません…。

それから、二つ目に触れたいのは「以前よりも私たちがテレビを見なくなったこと」。この背景には、
インターネットやスマートフォンの普及によって、いま見たいもの、知りたいものを自らが取捨選択して
コンテンツを楽しむようになったこともまた、少なからず影響を及ぼすのではないかと考えております。

そして最後に、三つ目としてお考えいただきたいのが、「以前よりも準備に掛ける時間が減ったこと。」
わたくしも幼少のころは、もういくつ寝るとお正月。と歌って、非日常を待ちわびた次第にございます。
しかし歳を重ね、お嬢様、旦那様にお仕えするようになってからは、仕事に追われるなどして、
自らイベントの準備にいそしむ機会が減り、結果として実感が薄まったのではないかと考えた次第です。

決して、悪いことではありません。大人になればなるほどに、感じ方が変わるものでございましょう。
おそらく「お正月らしいお正月をすごしていない」とお感じの主も多くいらっしゃることと存じます。
年に一度のまとまったお休みを、果たして有意義に過ごせているか…気にしていらっしゃいませんか。

もしや、旧知の仲や、ご親族と顔を合わせるなどして、嬉しく楽しいけれども、少しだけ居心地の悪さや
気恥ずかしさのようなものをお感じになっているのではないかと、勝手ながら心配をしております…。

お嬢様、旦那様には是非とも、ご自身にとって快適な日々をお過ごしいただきとうございます。
ときには周囲の動きを見て合わせることも必要かとは存じますが、どうかご自身の選択に自信を持ち、
間違ったときには改めて、上手くいったときには最大限の賛辞を是非、ご自身に差し上げてください。

私たち執事の館・準備委員会は、お嬢様、旦那様がことし１年、素敵な日々を送られますように、
名古屋の片隅から祈っております。そしてまたもや繰り返しとなって恐れ入りますが、そのお手伝いを
是非ともさせていただきとうございます。お困りのこと、お悩みのことがあれば何なりと申しつけを。

2016年も引き続き、お嬢様、旦那様のお役に立てれば幸いでございます。
私見、余談が多く申し訳ございません…以上をもって年始のご挨拶に代させていただく所存です。
ちかぢか「緑の部屋」と「福岡の仮住まい」について、報告を差し上げますゆえ、お待ちください。

お嬢様、旦那様、本年も宜しくお願い申し上げます。

いまだ、大そうじの終わらない名古屋の執務室にて。

執事の館・準備委員会
広報係・松原（まつばら）

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このお手紙を初めてお受け取りになる主には、事前の説明もなく、
唐突なものに映ったかと思います。何卒、お許しをくださいませ…。

この機会に、私たち執事の館・準備委員会のあゆみをご覧頂けますと幸いです。
（お読みになる際は、過去の号から遡って御覧になることをお勧めしております。）
https://www.butlers-house.net/blog/entries

また「主の手帳（マイページ）」は、手帳係が少しずつ入力欄を追加しており、
これがお嬢様、旦那様のお人柄を知る貴重な機会となっております。
苦手な食べ物、給仕の際のご希望をお書き添え頂ければ、使用人一同がかならず拝見をいたします。
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