第198号:とんでもないこと。
このお便りは、30832 名のお嬢様、旦那様に宛ててお送りいたしました。
お嬢様、旦那様…今から、とんでもないことを申し上げますけれども、お許しください…。
頭を指でぐりぐりしていただけませんか。もちろん片手でも結構です。五本の指を添えて、揉むように、
ぐりぐり…ご自身の感覚で、ちょっと硬く感じるようならば、お疲れが溜まっているかもしれません。
意外にも頭皮の血行は、お身体の調子と連動しているようでして、肩凝りや腰痛がひどい時はなおさら。
いつものように患部を直接、揉み解すのも宜しゅうございますが、足裏や頭皮を柔らかくすることで、
全体的な流れを良く、楽にしていただく方法もあることを知っておいていただければ幸いに存じます。
きょうも執事の館・準備委員会の広報係、わたくし松原(まつばら)より #名古屋の仮住まい の近況、
いま刷新中にあるホームページなどについてご報告を差し上げとうございます。12月もすでに5日目、
そちらの地域もさらに寒さが増す頃でしょう。家事係の東山(ひがしやま)らによる、
「優しいチャイ」と「激しいチャイ」、是非この冬のうちに #お申し付けの品 としてお届けするよう
仕様を固めてございますので、ぜひともご期待くださいませ。本当に、血液の巡りが良くなりますよ。
▼ 執事の館・準備委員会は、新しいホームページの意匠を段階的に適応中。ご迷惑をお掛けします。
▼ #名古屋の仮住まい 給仕係として加わった市丘(いちおか)は、早々に一人立ちの見込みとか!
▼ #名古屋の仮住まい シェフの池下が #お申し付けの品 として備える「おせち」の品目を、念のため。
▼ #名古屋の仮住まい 、パティシエール東桜によるお品がデザート・ワゴンから零れ落ちそうです!
▼ ことし執事の館・準備委員会の会計係として加わった本山(もとやま)から手紙を預かりました。
▼ 執事の館・準備委員会、配送係は名古屋市内の「就労支援施設」との協業を検討中にございます。
今夜は頭をぐりぐりしながらで結構でございます。私の報告によってお疲れが増してはなりませんから、
短かめに纏めるよう、努めて…お嬢様、旦那様、いま呆れたような顔をなさいましたね…?
もう。
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▼ 執事の館・準備委員会は、新しいホームページの意匠を段階的に適応中。ご迷惑をお掛けします。
先日から折をみて進捗を報告させていただきました、私たち執事の館・準備委員会のホームページは、
現在運用中の頁を一つずつ上書きするようなかたちで、段階的にリニューアルを実施してございます。
たとえば、お問い合わせのフォーム、プライバシーポリシーなどの「手帳」を必要としない頁から、
お便り(メールマガジン)のバックナンバーや、給仕品目の一覧表など、「手帳」を開いた後の頁も、
すこしずつ反映がなされているものと存じます。すでにお気付きでしたら、申し訳ございません…!
この作業のため、ある頁では新しい意匠で表示されていたのに、急に古い意匠の頁が挟まるような
現象が散見されますことを、何卒ご了承くださいませ。突然の変化に驚かれることと存じますけれど、
「主の手帳」や「仮の手帳」の動きには、概ね差し支えないことを確かめたうえで進めておりますゆえ、
気兼ねなさらずにご帰宅の予告、お品の申し付けを給われれば幸いに存じます。
そもそも、まだ試作、制作段階にあるホームページをお嬢様、旦那様ご覧いただくということ自体が、
その業界においては「とんでもないこと」であると、手帳係の長筬(ながおさ)が申しておりました。
それをお許しいただける事実に感謝しつつ、お嬢様、旦那様にとって扱いやすい頁の構築を、
この先も引き続き志す所存にございます。しばらくご不便をお掛けしますことをお許しくださいませ。
【ご帰宅の予告】にまつわる頁は、きょう時点で古い意匠のままにございますが…
https://www.butlers-house.net/reservation
【お品の申し付け】においては、すでに一部の頁が新しい意匠に切り替わっているとのことです。
https://www.butlers-house.net/cart
何卒、宜しくお願い申し上げます。
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▼ #名古屋の仮住まい 給仕係として加わった市丘(いちおか)は、早々に一人立ちの見込みとか!
さて、ことし12月から #名古屋の仮住まい の給仕係として加わった市丘(いちおか)について報告が。
実はきのう4日(金)のお仕えから、市丘が主体としてお迎えすることになったとの話でございます!
開館をして以来、ずうっとお嬢様、旦那様にお仕えをしてきた給仕係の伏見(ふしみ)らが、
背中を押して、給仕に立つよう促したとき「とんでもないことです!」と必死に遠慮をしたそうですが、
いざ表に立ってみれば堂々としたもので、まことに立派でございました…とは徳川(とくがわ)の弁。
まだ #名古屋の仮住まい における、お嬢様、旦那様の過ごされ方が把握できていないことから、
どのような話題が許され、どのような給仕が喜ばれるか、その辺りの加減が掴めていないようですが、
報告のなかで千早(ちはや)も申しますように、慣れるのは時間の問題ではないかと存じます。
#名古屋の仮住まい に、ふたたび新しい使用人が加わったことは明るい話題。震えそうになる足を、
必死に隠しながらお仕えに励む、給仕係の市丘に励ましのお声を…ぜひとも頂きとうございます。
至らぬところがあれば、その場でも結構ですし、「主の日記」でも結構。忌憚なくお伝えください。
ところで給仕係の徳川が、髪の毛を下ろしてお仕えに臨んだところ、内外ともに大不評であったとか。
この件についても遠慮なくご感想をお伝えいただければ幸い。わたくし松原も関心を寄せております。
https://www.butlers-house.net/reservation
(ご帰宅の予告には「主の手帳」を要しますことを、重ねてお伝え申し上げます。「仮の手帳」や
「薄い手帳」からは、随時差し替えを承っておりますので、ぜひともご検討をくださいませ。)
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▼ #名古屋の仮住まい シェフの池下が #お申し付けの品 として備える「おせち」の品目を、念のため。
先日 #名古屋の仮住まい のシェフ池下から、#お申し付けの品 として寄せられた「おせち」の提案。
かねてより執事の館・準備委員会に「おせち」のご要望が多く寄せられていたことを知った池下が、
あくまでも、これまで通りのレシピで宜しければ…という前置きあっての申し出にございました。
執事の館・準備委員会に合流をして2ヶ月。ようやくお嬢様、旦那様のお仕えとは何たるかを知り、
来年1月からやっと「月限りの品」にも取り掛かる段階につき、時期尚早かとは存じますけれども、
別宅、別荘などで年末年始をお寛ぎになる主に役立てれば、まことに幸いでございます。
また、今年お寄せいただく感想を踏まえて、来年の「おせち」に繋ぎたいとの意欲もございます。
毎週、水曜日に行われます執事の館・準備委員会の全体会議で、シェフの池下が残していったメモに、
ことしの「おせち」の案がございましたので、ここに控えさせていただきます。ご参考までに…。
【2重のおせち】
オマール海老のアイヨリソース/アワビの蒸しもの/鴨肉のロースト/ソフトシェルクラブのフリット/
サーモンとホタテの紅白仕立て/トリッパのトマト煮/フォアグラのフラン無花果添え/
洋栗のカラメリゼ/ポルチーニ茸のテリーヌ/和牛のローストビーフ/舌平目とズワイカニのテリーヌ/
キッシュロレーヌ/和牛頬肉の赤ワイン煮/オリーブ2種/車海老のマリネ/チーズ2種/ハム2種
【1重のおせち】
オマール海老のアイヨリソース/アワビの蒸しもの/鴨肉のロースト/ソフトシェルクラブのフリット/
サーモンとホタテの紅白仕立て/トリッパのトマト煮/フォアグラのフラン無花果添え/
洋栗のカラメリゼ/ポルチーニ茸のテリーヌ/和牛のローストビーフ/舌平目とズワイカニのテリーヌ
以上でございます。予価といたしましては、前者を23,000円、後者を13,000円ほどと見込みますが、
あくまでも「ごくごくふつうの洋風おせち」としてお考えくださいますように…この実績を踏まえて、
来年にはさらに良いお品をお届けする所存にございます。ご検討の一助となれば、幸いに存じます。
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▼ #名古屋の仮住まい 、パティシエール東桜によるお品がデザート・ワゴンから零れ落ちそうです!
お嬢様、旦那様…家事係の滝川(たきかわ)が困っております。まいあさ #名古屋の仮住まい は、
デザート・ワゴンにその日ご提供を差し上げるお菓子、軽食を(大急ぎで)盛り付けるのが恒例でして、
「とんでもない」バリエーションを揃える東桜の作品が、冗談ではなく零れ落ちそうでございます!
常磐(ときわ)、歌里(うたさと)が四苦八苦して、なんとか全種類を積み上げる頃には午前10時8分、
最初の主がご帰宅をなさいまして、配膳室ではほっと一息つく間もなく盛り付けに奔走する次第…。
12月になり、これまで好評を賜りました「フレジェ」や「オペラ」に次いで、「ショートケーキ」と、
「モンブラン」が追加され、とくに前者、王道の「ショートケーキ」に好評を賜っているとの報告が。
さらに明日の午後は「ブリュレ」を焼き上げるという話もあり、勢いは留まる様子がございません。
デザート・ワゴンから零れ落ちてしまう前に、お嬢様、旦那様、ぜひお召し上がりをくださいませ!
https://www.butlers-house.net/reservation
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▼ ことし執事の館・準備委員会の会計係として加わった本山(もとやま)から手紙を預かりました。
さきほど、3階の執務室に会計係の本山(もとやま)が顔を出し、お嬢様、旦那様に宛てた
お手紙を置いていきました。僭越ながら…代読をさせていただきます。失礼いたします。
「
執事の館・準備委員会の会計係、本山(もとやま)より、初めて筆を取らせていただきます。
どうしてもお嬢様、旦那様に日頃の感謝を伝えたく、この機会をいただきました。
日頃、私がお嬢様、旦那様に接する機会は、ご帰宅いただいたご感想を拝読したり、
お申し付けいただいた履歴など、断片的な情報ばかり。お給金の確認をさせていただきながら、
お嬢様、旦那様の存在を確かめ、想像を膨らませる次第。いつも私からのご連絡は、
厚かましいお願いばかりで…そんなときも、暖かくご回答を頂けることに、心から感謝しております!
先日、とあるお嬢様から、銀行振込での入金がございました。お申し付けいただいた品に対して、
すこし多めにご入金をいただいておりましたので、僭越ながら私からご連絡をさせていただきました。
連絡に先立って、念のために申し付けの内容を拝見しますと、 #愛知県名古屋市のかすてら が2個…。
あわせて以前の履歴を確かめますと、前月のお申し付けでも、 #愛知県名古屋市のかすてら が1個…。
メールにてご連絡を差し上げますと、過入金の分は次回のお申し付けに充当したいとのお言葉。
私たち執事の館・準備委員会を信頼してくださっていることを、本当に嬉しく感じました。
ありがとうございます。
わたくし本山は、なるべくこのような問い合わせにおいても、お品の感想を伺うよう努めております。
件のお嬢様に #愛知県名古屋市のかすてら について伺ったところ、「本当に気にいったので、
大切な人と分かち合おうと思い、また2つ申し付けさせてもらった」と、教えていただきました。
さっそくこれを #愛知県名古屋市のかすてら を手がける職人にも伝え、皆で喜びを共有した次第です!
執事の館・準備委員会に関わり始めて、どの係の担当者もお嬢様、旦那様に喜んでいただくために、
#名古屋の仮住まい や、 #お申し付けの品 に取り組んでいる事実を日々、目の当たりにしております。
準備委員会の者だけでなく、生産者や職人たちにお嬢様、旦那様のお声をお伝えすることで、
其々が喜び、さらにやる気を出しております。そして…わたくし本山は、その喜びのサイクルに、
己が関われることで「幸せ」と「やりがい」を見出しております!
きょう改めて、この環境を与えてくださっているお嬢様、旦那様に感謝いたします。
今後とも引き続き、何卒、よろしくお願いいたします。
」
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▼ 執事の館・準備委員会、配送係は名古屋市内の「就労支援施設」との協業を検討中にございます。
ところでお嬢様、旦那様、本山の手紙にも出てきました #愛知県名古屋市のかすてら は、
どのような手順で梱包されているか、ご存知でいらっしゃいますか?もしかすると、黒箱をお片づけに
なる過程で、おおよその察しがついていらっしゃるかもしれませんが、お付き合いをくださいませ。
私たち執事の館・準備委員会がお届けする #申し付けの品 には、様々なフローがございますけれも、
#愛知県名古屋市のかすてら に限って申せば、まず「かすてら」が密封された状態で職人から届きます。
これに先立って、製箱係の千音寺(せんのんじ)が用意した【1. 黒箱の外側を組み立て】まして、
同時に【2. 黒箱の中仕切りを組み立て】ます。これら【3. 外箱に仕切りを差し込む】ところで完成。
ここに【4. 紙風船を底に置く】【5. かすてらを置く】【6. お手紙を置く】という工程が連続して、
やっと【7. 蓋を閉じる】、そして【8. 片面ダンボールを巻いて貼り付ける】、【9. 伝票を貼る】…。
以上がお品の納品から、発送の準備が整うまでの流れにございまして、これを週に数百という単位で、
こなしておりますのが配送係の宝生(ほうしょう)、そして調達係の守山(もりやま)らでございます。
いつも、お嬢様、旦那様のお役に立てますように、その一心で #お申し付けの品 は、延べ50を超え、
月に発送する個数は2,000以上を数える次第。いくら勤勉で、優秀な彼らにも限界がございます。
この状況を鑑み、執事の館・準備委員会は愛知県名古屋市に拠点をもつ「就労支援施設」と話し合い、
お身体になんらかのハンディキャップを持たれる方々と、ともにお仕えに臨むことを検討しております。
すでに3つの団体との話し合いが進み、早ければ月内から簡単な作業をお願いする見通しとのこと…。
実は、先ほどの #愛知県名古屋市のかすてら の工程を、ある就労支援施設の職員さんにご覧いただき、
「1箱を組み立てるのに必要な賃金」を伺いましたところ、「12.5円…いただければ御の字です!」
との回答が寄せられまして、一同「とんでもないことです!」と声を揃え、驚いた次第でございます。
「かすてら」ならば週にお願いする作業は合計200箱。先ほどの額に掛け合わせますと2,500円…。
これが「就労支援施設」の現実であり、相場なのですよと、おだやかに仰る職員さんに対して、
私たち執事の館・準備委員会は、自らすすんで賃金のアップを申し出たいと考えておりますが、
お嬢様、旦那様におかれましては、どのようにお考えになりますでしょうか…?
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きょうご報告を差し上げながら、今はなき伏見のタイガーカフェでの思い出が蘇りました。
「とんでもないことです!」と述べて、恐縮した私に対して、品の良いご婦人が仰ったのです。
「そう!【とんでもないです】は間違いなの!【とんでもないことです】が正しい!よくご存知ね!」
誤用が正しい言葉づかいとなる展開もございますし、わたくし松原自身もまだまだ勉強中の身ですが、
そうやってお褒めに預かりますと、しっかり身につくもの。それ以来、私は「とんでもないことです」
と述べるように心がけております。日本語は奥深く、それゆえに美しいと考える今日この頃。
ちなみにそのご婦人、のちに白壁(しらかべ)としてお嬢様、旦那様に慕われるようになりました。
きょうも「白の部屋」で、あの素敵な笑顔を浮かべながら、主の皆様にお仕えをしているのでしょうか。
久しくお目にかかっておりませんので、こんど竹亭(名古屋市中区)のランチに誘うつもりです。
http://www.uomeshi.com/
えっ、お嬢様、旦那様もご一緒に…?白壁は"お魚の食べ方"に厳しゅうございますよ…。
最後に、クリスマスの日について、給仕係の徳川より伝言が。「聖夜の晩餐」は23日、24日、25日の
3日間を予定しているとのこと。3つの時間帯に、それぞれ6卓、最大12名様をお迎えいたします。
このために21日(月)はお休みをいただき、年内は12月30日までのお仕えとさせてくださいませ。
結局、また長々と…申し訳ございません。明日はお出かけの予定と伺っておりましたのに。
これにて失礼いたします。ゆっくりとおやすみなさいませ。
白壁の微笑みは #名古屋の仮住まい にて、どうぞ。
https://www.butlers-house.net/reservation
執事の館・準備委員会
広報係・松原(まつばら)
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このお手紙を初めてお受け取りになる主には、事前の説明もなく、
唐突なものに映ったかと思います。何卒、お許しをくださいませ…。
この機会に、私たち執事の館・準備委員会のあゆみをご覧頂けますと幸いです。
(お読みになる際は、過去の号から遡って御覧になることをお勧めしております。)
https://www.butlers-house.net/blog/entries
また「主の手帳(マイページ)」は、手帳係が少しずつ入力欄を追加しており、
これがお嬢様、旦那様のお人柄を知る貴重な機会となっております。
苦手な食べ物、給仕の際のご希望をお書き添え頂ければ、使用人一同がかならず拝見をいたします。
https://www.butlers-house.net/member_login
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