第197号:存在を認めること。
このお便りは、30807 名のお嬢様、旦那様に宛ててお送りいたしました。
お嬢様、旦那様、恐れ入りますが足元に荷物を置かれますと、いずれ蹴つまずいてしまいますよ。
避ければ大丈夫…とお思いかもしれませんけれども、動かれる度につど小さな判断をなさいますと、
自覚しにくい疲れが増すもの。確かにお片づけはご面倒なこと、わたくし松原も同感にございます。
思い返せば、小さなミスが相次ぐとき、たいていお部屋が散らかってままではございませんでしたか?
お部屋の乱れは、心の乱れ。決して時間を掛ける必要はございませんから、足元の荷物を片した後に、
私たち、執事の館・準備委員会の報告に目を通していただければ幸いです。お手伝い、ご入用ですか?
2015年も残すところ1ヶ月、そちらももクリスマスと年末年始の準備が進んでいらっしゃいますか。
おととい、国際センター駅の周辺を歩いておりましたら、ことしもミッドランド・スクエアの側面は
クリスマスを基調にした演出がございました。ときの流れは、歳を重ねるたびに早まりますね…。
▼ 執事の館・準備委員会(株式会社九十)は、法人設立から2期目の決算を迎えることができました。
▼ #名古屋の仮住まい は給仕係「市丘(いちおか)」が日々のお仕えに加わり、輝いてございます。
▼ #名古屋の仮住まい 家事係のパティシエール東桜、シェフ池下より、僭越ながら提案がございます。
過去にもお伝えしたかもしれませんがお嬢様、旦那様、お部屋を広く綺麗に見せるコツは
「腰よりも高いところに物を置かないこと」それから、万人にはお勧めできませんが「部屋の四隅まで
明るくなる照明を控えること」と考えております。照射角度の浅いランプをお部屋に用いることで、
お部屋のなかに陰影を作りますと、その分、距離が遠く感じられる次第。これを応用しているのが、
実は #名古屋の仮住まい の「玄関」「クローク」そして「廊下」から続く「白の部屋」でございます。
抑揚を設けることによって質感が高まるのは、絵画についても、演奏についても同様のことかと…。
…申し訳ございません!また話が横道に逸れてしまいましたので、本題に戻らせていただきますね。
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▼ 執事の館・準備委員会(株式会社九十)は、法人設立から2期目の決算を迎えることができました。
春が来て、夏を過ごし、秋を越して、また冬がまいりました。先日のお手紙でもお伝えしましたように、
私たち執事の館・準備委員会(株式会社九十)は2度目の決算を迎えて、経理係の本山(もとやま)ら
3名によって2期目の決算報告書を纏めてございます。これは非常に現実的な話題を触れますゆえに、
お嬢様、旦那様にとって有益な情報となるか十分に吟味いただいたうえで、ご覧くださいませ…。
閲覧に先立っては、あらかじめ[ http://www.butlers-house.net/member_login ]にて手帳を開き、
下記のリンクから詳細をご覧いただければ幸いに存じます。お手数をお掛けして申し訳ございません。
掲載された内容につきましては、お嬢様、旦那様の元でお留めくださいますよう、お願い申し上げます。
【執事の館・準備委員会】第2期・決算報告書
http://www.butlers-house.net/287
上記のとおりに、ぶじ法人設立から2期目を終えることができましたのは、繰り返し述べておりますが
お嬢様、旦那様の存在あってのこと。たとえご帰宅が叶わなくとも、お申し付けの実績がなくとも、
決して引け目を感じる必要はございません!私たち執事の館・準備委員会の存在を認めてくださって、
ときおり呟きや、お手紙に目を通してくださること。これが最も大切なことであると考えております。
そのように執事の館・準備委員会は始まりましたし、そのように執事の館・準備委員会は続きます。
決算報告書に記載されるのは、あくまでもことし9月末の時点で確かめられる「お金の流れ」のみで、
この先の「将来的な展望」や、どれだけの主に支持が得られているかという「潜在的な期待値」などは
いっさい記載されません。したがって、私たち執事の館・準備委員会はこの数字に踊らされることなく
いつものように、「良いお仕えをするために何ができるか」を考え続ける次第にございます…。
「概況」でも本山が触れましたように、ことし執事の館・準備委員会は、運営体制の立て直しに専念、
3期目に入った今年10月以降、明らかな変化がございます。いわゆる「創業期」から「成長期」に移り
さらに良いお仕えができることに、委員会、そして使用人一同、心を弾ませている次第でございます。
まだまだ至らぬことも多く、お嬢様、旦那様にご心配やご迷惑をお掛けすることもございますが、
今後も引き続き、温かくお見守りをくださいますよう、謹んでお願い申し上げる次第でございます…。
#名古屋の仮住まい は、あさって12月4日(金)よりお仕えを再開いたします。もし年内に叶うならば、
しぶとく、じわじわと成長をつづける #名古屋の仮住まい に、ご帰宅をいただけませんでしょうか?
https://www.butlers-house.net/reservation
(ご帰宅の予告には「主の手帳」を要しますので、もし「仮の手帳」や「薄い手帳」をお持ちならば
手帳係の長筬に宛て、差し替えをお申し付けくださいますように、お願い申し上げます。)
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▼ #名古屋の仮住まい は給仕係「市丘(いちおか)」が日々のお仕えに加わり、輝いてございます。
さて、きのう12月1日(火)は #名古屋の仮住まい の給仕係として「市丘(いちおか)」が加わり、
まずはベテランの伏見(ふしみ)や千早(ちはや)に付き添い、ご帰宅なさいます主の皆様を迎えて、
ワゴン・サービスの手伝いや、執事の手帳(iPad)の操作など、積極的に関わる様子がございました。
徳川(とくがわ)によれば、言葉や表現の引き出しが多く、たいへん学ぶところが多いとのこと…。
使用人同士がともに学び合い、助け合う光景があるのも、#名古屋の仮住まい の特色かと存じます。
初日を無事に終えた市丘は「これまでの人生にない経験ができて、なおかつこれまでの人生で培った
知識や経験が注げる、たいへんやり甲斐のある仕事に就けたことを嬉しく思います。」などと述べ、
ちかぢかお目にかかれるお嬢様、旦那様への感謝の気持ちを、素直に表現しておりました。
落ち着き、穏やかな表情をしてお仕えをする市丘、ことし12月から来年1月を試用期間として過ごし、
それ以降は独りで給仕を行えるように精進してまいります。しばらくの間は、不慣れであることから、
ご迷惑をお掛けすることもあろうかと存じますが、こちらも温かくお見守りくださいますように、
重ねてお願い申し上げます。ご指導、ご鞭撻をいただければ幸いです。
なお #名古屋の仮住まい は、12月31日と元旦にお休みをいただきまして、前後は規模を縮小しての
お仕えを予定しております。本日の全体会議では、クリスマスには「聖夜の晩餐」をご提供差し上げ、
お正月には「新年のご挨拶」、そして既にバレンタインは「家事係による製菓指導(仮)」を予定。
先にも述べたように、使用人それぞれがお嬢様、旦那様のお役に立てることを考えて、
1ヶ月、2ヶ月先まで見て動くことは、大きな進歩ではないでしょうか。ぜひ、ご期待くださいませ!
冬の #名古屋の仮住まい では、家事係による「優しいチャイ」と「激しいチャイ」で身も心も温めて。
東桜による新しい「フィナンシェ」と「スコーン」の出来栄えも、是非お試しいただきとうございます!
https://www.butlers-house.net/reservation
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▼ #名古屋の仮住まい 家事係のパティシエール東桜、シェフ池下より、僭越ながら提案がございます。
#名古屋の仮住まい に合流いたしましたパティシエール東桜に加えて、10月以降セカンド・キッチンで
お嬢様、旦那様のために軽食を拵えておりますのが、シェフの池下(いけした)でございます。
執事の館・準備委員会は、セカンド・キッチンが果たす役割の一部を #名古屋の仮住まい に統合して、
これまでに増して、さらに良いお品を2台のワゴンに並べるために、体制作りに奔走してまいりました。
お菓子を担う東桜、お料理を担う池下、これは先ほど市丘が述べたことと同義にございますけれども、
ともに過去の経験では考えられないような環境に身を置けることを喜び、そして楽しんでいる様子です。
例えば、パティシエの鳴海が残していった「スコーン」のレシピに改良を施そうとして失敗した東桜に、
多くの主から慰めや、お褒めのお言葉を頂けたことは、通常の製菓では考えられないことだと申します。
東桜による「スコーン」の試作第1号が失敗に終わったようす。
https://twitter.com/butlers_house/status/670958439384793089
すぐに改良を施して焼きあがった試作第2号。レシピの一部を改良したとか…。
https://twitter.com/butlers_house/status/670964218452045825
さらに試作第3号で、バターとミルクの風味を増すことに成功。
https://twitter.com/butlers_house/status/671641663199055872
#名古屋の仮住まい に関わりが深くなったシェフ池下も、今月の半ばにには「 #1月限りの品 」を揃え
もしタイミングが合えばお嬢様、旦那様にもご試食をいただきたいと、高い意欲を見せております。
さらにもし、ご入用であるならば…と前置きをしたうえで、シェフ池下が既存のレシピを用いて拵える
「鶏のロースト(丸焼き)」と「おせち(2重)」を #お申し付けの品 として賜りたいと申します。
パティシエールの東桜は1月に「希少糖のパウンドケーキ+フロランタン」を準備、既に製箱係の
千音寺(せんのんじ)にお品の見本を渡し、近日中に試作の黒箱が執務室に届く予定でございます。
両名ともに技量が高く、経験も多いのですが、それゆえに「新しい取り組み」を理解して添う為に
一生懸命な姿勢がございます。この熱心さが、私たち使用人だけでなく、お嬢様、旦那様にも伝われば
とても嬉しく思う次第でございます…。今後の動き、つどわたくし松原からも発信をいたしましょう。
東桜のスコーンには、東山のジャムを添えて。クロテッドクリームのお代わりも申し付けくださいませ!
https://www.butlers-house.net/reservation
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ところでお嬢様、旦那様。日曜日にお届けしたお便りのうち、申し付けに関わる部分は、
わたくし松原ではなく、配送係の宝生が綴ったことに気付かぬ者が、委員会に多くございました…。
この夏、係に着任して以来、紆余曲折ございましたが、お嬢様、旦那様の為にと心を砕いて、
熱心に筆を走らせるようにまで成長なさったことは、わたくし松原も感心をしている次第でございます。
次回のお便りには、経理係の本山から預かりました文面を添える運びにございまして、今後ますます
執事の館・準備委員会のメンバー、使用人らが、#名古屋の仮住まい のお仕え、日々のご報告に、
積極的な姿勢を見せることと存じます。もちろん、わたくし松原も負けてはいられません…!
不器用かもしれません。間違えることもあるでしょう。
しかし私たち執事の館・準備委員会の存在を、お嬢様、旦那様が認めてくださる限り、
精一杯のお仕えを続けてまいりますこと、改めてお伝え申し上げます。何卒、宜しくお願いいたします。
きょうも遅くなりました。毛布は掛け布団のうえに敷いて、ゆっくりとお休みくださいませ。
あすもそちらに気持ちのよい青空が広がりますように、願っております。
おやすみなさいませ。
うっかり倒してしまった #愛知県名古屋市のフレグランス「ポマンダー」の香りに染まりながら。
https://www.butlers-house.net/product?product_id=1226
執事の館・準備委員会
広報係・松原(まつばら)
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このお手紙を初めてお受け取りになる主には、事前の説明もなく、
唐突なものに映ったかと思います。何卒、お許しをくださいませ…。
この機会に、私たち執事の館・準備委員会のあゆみをご覧頂けますと幸いです。
(お読みになる際は、過去の号から遡って御覧になることをお勧めしております。)
https://www.butlers-house.net/blog/entries
また「主の手帳(マイページ)」は、手帳係が少しずつ入力欄を追加しており、
これがお嬢様、旦那様のお人柄を知る貴重な機会となっております。
苦手な食べ物、給仕の際のご希望をお書き添え頂ければ、使用人一同がかならず拝見をいたします。
https://www.butlers-house.net/member_login
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