第194号:オペラもどうぞ。
このお便りは、30729 名のお嬢様、旦那様に宛ててお送りいたしました。
お嬢様、旦那様、つかぬことを伺いますが、喉やお鼻の違和感に気づかぬふりをしていらっしゃいませんか?
そちらの街もクリスマス、師走に向けて少しずつ慌ただしさが増す頃からと存じますが、
お身体の具合にはくれぐれもご留意をいただきとうございます。お疲れでしたら早めの休息を、是非。
まず最初に、ここ1〜2週のあいだ、報告が途切れてしまいましたことを謹んでお詫び申し上げます。
後ほど詳しく述べるつもりですが、執事の館・準備委員会は新たなホームページを制作するために、
手帳係の長筬(ながおさ)や、広報係のわたくし松原(まつばら)のリソースを割いておりました。
しばらく Twitter のつぶやきなどが手薄になりますことを、ご容赦いただければ幸いに存じます。
きょう改めて執事の館・準備委員会より、#名古屋の仮住まい などの近況をご報告を差し上げる所存。
すこし日が空いただけで、思うように筆が進められないもどかしさ。大らかにお見守りくださいませ。
▼ 執事の館・準備委員会は、現在の運用に則したホームページの全面的な刷新を予定しております。
▼ #名古屋の仮住まい はパティシエール東桜(ひがしさくら)の試作、オペラも好評にございました。
▼ 月替りでお届けをいたします #愛知県豊川市の花 は、来年度のお申し付けを賜る所存にございます。
以上3件についてのご報告と、もしお時間にゆとりがあればもうひとつ、触れたいと考えております。
薄着のままでは風邪を召されてしまいますから、着替えをお済ませになってから続けましょうね…!
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▼ 執事の館・準備委員会は、現在の運用に則したホームページの全面的な刷新を予定しております。
お嬢様、旦那様も御存じのことと思いますが、執事の館・準備委員会は、2012年の夏に発足。
いちばん最初に取り組みましたのが、私たちの存在を知っていただき、どのような給仕を望まれるかを
伺うためのホームページを作成するところにございました。これがのちにお手紙(メールマガジン)や
呟き(Twitter)に発展し、2014年には #名古屋の仮住まい を開館、今日に至る次第でございます。
これまでの3年間ほど、必要に応じて手直しをおこない継接ぎ運用しておりましたが、これもやはり
限界に達したとの判断に至っております。これを踏まえ、いま執事の館・準備委員会はホームページの
全面的な刷新に取り組み、主の皆様にとって必要な最新の情報をお届けするように努める所存です。
Twitter では数回にわたって制作途中のレイアウトをご覧いただき、貴重なご意見を頂戴いたしました。
http://admin.butlers-house.net/2015
現在もなお調整段階にあり、一部の端末やOSでは、レイアウトの崩れや文字の読みづらさが残ります。
また白い背景のなかに記述されたリンクは、ほぼ機能いたしませんことを予めご了承くださいませ…。
今回の刷新においては、お嬢様、旦那様のお力添えをいただきながら実現に至りました
「 #名古屋の仮住まい 」や、「 #お申し付けの品 」の成り立ち、経緯をできる限り掲載すると同時に、
新たに手帳を持たれる主にとって、背景を理解しやすく伝えることに主眼を置いた構成といたします。
また他にも幾つかのねらいがございまして、たとえば今後の予告状況を全てのページに掲載したり、
スマートフォンでもPCでも、画面上部にあるメニューから全ての項目に辿り着けるようにも致します。
読み込みや閲覧に要する時間をミリ秒単位で削りまして、サーバに掛かる負荷を軽減することもまた、
今回の刷新によって得られる副次的な効果として、頭の片隅に置いていただければ幸いに存じます。
かつて私たち執事の館・準備委員会が発足した当時、ホームページを訪問くださる主の閲覧環境は、
スマートフォンとPCが半々という割合にございましたが、今日では7割以上のアクセスを前者が占め、
手帳係の長筬によれば、今後はさらにその傾向が強くなるであろうことが予想されるとのことです。
従いまして、ホームページ全体の刷新は年内をめどに。iPhone に多い Safari(サファリ) や、
Android の Chrome(クローム)のほか、Opera(オペラ)もチェックの対象に含めることにして、
最後にPCの Firefox(ファイヤフォックス)、Internet Explorer などの検証に取り掛かる予定です。
上記の URL にて構築中の新しいホームページは随時更新を行いますので、もしお時間がおありでしたら
ときおり覗いてやっていただけますと幸いに存じます。宜しくお願い申し上げます。
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▼ #名古屋の仮住まい はパティシエール東桜(ひがしさくら)の試作、オペラが好評にございました。
ところで #名古屋の仮住まい は、先週末の3連休もすべての予告を満了して、多くの主を迎えました。
はるばる九州や北陸、東北などからも足を伸ばしてくださいましたこと、心より感謝を申し上げます!
ここ名古屋でも、開館前から気に掛けてくださっていた主が、ご記帳、のちご帰宅をいただけることが
増えまして、そのご期待にお応えするべく、使用人一同は気を引き締めて給仕に臨む次第にございます。
さて、ことし11月より #名古屋の仮住まい に合流し、目覚ましい活躍をみせるパティシエールの東桜、
週に1〜2種類のペースで新たなお菓子の試作に励み、つどご帰宅をいただきました主の皆様からの
感想を拝読、つど感謝しております。これまで彼女の経験にはなかった新鮮なコミュニケーションとか。
お嬢様、旦那様のお声が、製菓だけではなく、給仕にも少しずつ良い影響をもたらしていることは、
改めて申し上げるまでもないことかもしれませんが、一同、心の底から感謝の気持ちを述べております。
話を戻しまして…パティシエールの東桜は、前に名古屋市内の有名ホテルに勤務をして、第一線で
10年ちかく活躍した者。ここで培われたレシピやノウハウを、惜しむことなく給仕に用いることで、
お嬢様、旦那様に喜ばれたい一心にございます。現段階では新しいキッチンに慣れることと、
日々のお仕えに要する品数を揃えることに注力して、いったんレシピは手前のものを採用しております。
これが結果として、無難な仕上がりと申しましょうか、これまでお仕えしておりました品々と比べて、
やや薄い印象にあることを承知ながら、この先時間を掛け、少しずつ改良を施しゆく考えにございます。
すでに、これらの課題を払拭するべく、苺の酸味とバタークリームの相性が素晴らしい「フレジェ」や
フランス発祥のチョコレートケーキ「オペラ」など、幾つかの試作に寄せられた好評の声をもとに、
定番の品を絞っていく方針。ぜひともお嬢様、旦那様の感想を伺いとうございます。
ご帰宅の予告は「主の手帳」より承ります。もし「仮の手帳」や「薄い手帳」をお持ちでしたら、
手帳係の長筬に「差し替え」をお申し付けいただければ幸甚。何卒、よろしくお願い申し上げます。
https://www.butlers-house.net/reservation
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▼ 月替りでお届けをいたします #愛知県豊川市の花 は、来年度のお申し付けを賜る所存にございます。
本年も残すところあと僅かにございます。ちょうど、きょうが24日ですから、クリスマスまで1ヶ月。
#名古屋の仮住まい は、そろそろ玄関のオリーブにイルミネーションを飾りつける時季となりました。
まだ私の手元には届いておりませんが、使用人一同はクリスマスの催しについても話し合った様子…。
「クリスマスの晩餐」に取り組むか、「白の部屋のお目覚め」をお楽しみいただくかについては、
詳細が固まり次第、つぶやきとお手紙を通じて、ご報告させていただく所存にございます。
いっぽう園芸係の大草(おおくさ)と配送係の宝生(ほうしょう)が、ことし1年を通じて、月替りに
お届けいたしました #愛知県豊川市の花 も、残すところあと1回。今月はバラに並ぶ愛知県田原市の
名産品「マム(西洋ギク)」のうち、【セイ・オペラ・ピンク】、【セイ・オペラ・オレンジ】、
【セイ・オペラ・ベージュ】、【セイ・ヒンギス(緑)】、【エスカマ(パープル)】の5品種を、
お申し付けくださいました100名あまりの主にお届けいたしました。
様々なお色目の「マム」は、ぜひとも下記のリンクよりご覧くださいませ。
http://bit.ly/1OpNwdD
私たち執事の館・準備委員会には、先月あたりから2016年も #愛知県豊川市の花 の継続を望まれる
お声が多数寄せられております。大草が生産者ひとりひとりに掛け合い、あらかじめ趣旨を伝えて、
なるべく良い品質のお花をお届けした日々が報われる瞬間…誠にありがたいことでございます。
この1年の配送実績を振り返り、来年も素敵なお花をお届けできるよう、前向きに検討する所存です。
余談ですが…わたくし松原の時間が許すかぎり #愛知県豊川市の花 に添えさせていただいております
小さなカードは、調香係の杁中(いりなか)が差し入れてくれた「バニラ・オイル」を染み込ませて、
ふんわりと甘い香りを添えてございます…お気づきになりましたか?
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東桜が試作をした「オペラ」は、いまから遡ること1955年に、パリの洋菓子店「ダロワイヨ」の、
シリアック・ガビヨン氏が発案したものという記録がございました。洋酒とコーヒーが効いた生地に、
チョコレートで表面を覆いつくすという構想はまさに、フランスらしい発想ではないでしょうか…!
お嬢様、旦那様も記憶に新しいかと存じますが、先日、そのパリで大変な事件がございました。
旅すれば飛行機で半日以上もかかる距離にございますが、私たち日本人から近い存在のフランスで、
あのような出来事があったことに、大きなショックを受けられたのではないかとお察しいたします。
(わたくし松原も例に漏れず、知人の安否を確かめたあとも数日間は複雑な心境にございました…。)
この事件について…もちろん人が人を殺めることについては、決して許すことはできませんけれども、
現地のある写真家が申しておりました「Don't pray. Think.」という言葉が頭を離れずにおります…。
見て見ぬ振りをして過ごすのではなく、どう向き合うべきかを考える契機として捉えたいところ。
もしかするとパリの人々がお聞きになれば、遠く離れた日本の名古屋で、なにを呑気なことを、と、
呆れられてしまうかもしれませんが、私たちはいま想定できるリスクを最低限に抑えながらも、
文化的な暮らしを続けていく義務があるのではないか…と、朧げに考える次第でございます。
なにも、いますぐにフランスに足を運ぶことはございません。世のお嬢様、旦那様が観劇を楽しみ、
穏やかに過ごされる日々を、ただひたすらに願うばかりでございます…松原の余談でございました。
ところでお嬢様、旦那様、今週末はどのようなご予定をしていらっしゃいますか?
もしご帰宅が叶いましたら、東桜の「オペラ」を、東山のコーヒーとともにお楽しみくださいませ。
おだやかに #岐阜県大垣市のコーヒー も香る、名古屋の執務室にて。
執事の館・準備委員会
広報係・松原(まつばら)
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このお手紙を初めてお受け取りになる主には、事前の説明もなく、
唐突なものに映ったかと思います。何卒、お許しをくださいませ…。
この機会に、私たち執事の館・準備委員会のあゆみをご覧頂けますと幸いです。
(お読みになる際は、過去の号から遡って御覧になることをお勧めしております。)
https://www.butlers-house.net/blog/entries
また「主の手帳(マイページ)」は、手帳係が少しずつ入力欄を追加しており、
これがお嬢様、旦那様のお人柄を知る貴重な機会となっております。
苦手な食べ物、給仕の際のご希望をお書き添え頂ければ、使用人一同がかならず拝見をいたします。
https://www.butlers-house.net/member_login
日々の小さな報告は、Twitter からもお届けしております。
https://twitter.com/butlers_house