第178号:幸せなボトル。
このお便りは、30006 名のお嬢様、旦那様に宛ててお送りいたしました。
お嬢様、旦那様、差し出がましいことを申し上げますけれども、
その格好ではお身体を冷やされるのではないでしょうか…。9月になって気温はぐっと下がりました。
もう衣替えをなさっても良い頃かと存じます。介添係の伏屋(ふしや)に申し付けておきましょうか…?
諸説ございますけれども、美容と健康の基本は「決してお身体を冷やさないこと」と聞きます。
とくに足元。ここを冷やされますと血行が滞り、せっかく立ち歩きなさってもポンプの機能を果たせず、
お身体全体に栄養を届けられないばかりか、老廃物を流すこともできません。結果はお察しの通りです。
介添係の白壁(しらかべ)が、夏のあいだも口を酸っぱくして生姜湯にお浸かりくださいと申す理由は
まさにここにございます。とくに空調の効いたお部屋で、座りっぱなしであれば、尚更でございます。
どちらかといえば、汗ばむくらいが良うございます。今夜は家事係の東山(ひがしやま)の自信作、
エスプレッソをダブルでお持ちいたしました。豆はイタリアの老舗「トロンベッタ社」のバール用。
南米アラビカ品種のコーヒー豆に少しだけロブスタ品種の豆をブレンドするによって酸味を抑え、
コクを演出しております。近年、酸味の強い豆をより強く出すトレンドが見受けられますけれども、
これは古くからあるイタリア伝統のエスプレッソ、お砂糖を入れる事を前提とした味でございます。
スプーン1杯のお砂糖を入れて、溶かし切らない様にサッと混ぜたらお召し上がりくださいませ…。
そのあいだ、家事係の歌里に申し付け、なにか羽織っていただけるものを持ってこさせましょう。
本日も執事の館・準備委員会の広報係、わたくし松原より近況の報告をさせていただきます。
▼ 執事の館・準備委員会は、きのう #岐阜県羽島市のオリーブオイル の発送を完了いたしました。
▼ 執事の館・準備委員会は、10月より課税業者に。消費税の納税が義務付けられる運びにございます。
▼ #福岡の仮住まい に備える執事の館・準備委員会。給仕係の久屋(ひさや)が名乗りを上げました。
そういえば、給仕係の徳川(とくがわ)によると #名古屋の仮住まい に新しいクマさんが増えるとか。
すでにお仕えを始めている「緑の部屋」の席数に合わせる意味もございますけれども、まずは伏屋が、
衣装を縫い上げ、チャックを設けるとのこと…いえ、私が入るサイズではございませんよ!
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▼ 執事の館・準備委員会は、きのう #岐阜県羽島市のオリーブオイル の発送を完了いたしました。
すでに御受け取りになった主も多くいらっしゃるかと存じますが、先月末に申し付け賜りました
#岐阜県羽島市のオリーブオイル は、なんとか無事に600箱の梱包を終え、郵便局の集荷を迎えました。
この梱包の段取りで、お手紙の印刷が前後したことも手伝い「2枚のスポンジに挟む」ことができず、
1枚のスポンジで支えるようにしてお納めしましたことを謹んでお詫びし、訂正させていただきます。
申し訳ございませんでした…。お受け取りになったオイル、お口に合えば良いのですが如何でしょう?
ところで先日、この #岐阜県羽島市のオリーブオイル の担当者とお目にかかる機会に恵まれました。
賞味期限が迫り、このままでは廃棄するしか…と諦めかけていたところに、多くのお嬢様、旦那様から
お申し付けが寄せられたことにいたく感謝、感激しておりました。本当にありがとうございますと…。
詳しくお話を伺っておりますと、どうやら私たち執事の館・準備委員会が買い付けたお値段よりも、
遥かに高い金額をもって、スペインから船便で仕入れていらっしゃったことが明らかになりました。
なぜ、不利益を被るようなことを為さるか。いっとき理解に苦しみましたけれども、ひとつは明快に、
単に売れ残ってしまった場合に、商品の価値が無くなるだけでなく、ボトルとオリーブオイルを分けて、
片方は資源としてリサイクル、もう片方は産業廃棄物として処分せねばなりません。このときかならず、
廃棄に掛かるコストが上積みされてしまうというのです。それはまことに勿体のうございます。
しかし彼らにとっては、実際スペインまで足を運んで生産者のもとに寄り、一つずつ吟味したうえで、
「この美味しいオリーブオイルを、多くの人に味わってもらいたい!」という強い思い入れ…つまり、
惚れ込み、愛してしまったボトルを、自ら落として割らねばならないという苦行だと申すのです。
今回の #岐阜県羽島市のオリーブオイル に限らず、いずれも心から愛しているからこそ、辛い…と。
このたび多くのお嬢様、旦那様に求められ、お口に運ばれる #岐阜県羽島市のオリーブオイル は、
本当に幸運でしょう。そして、もしその魅力に気付かれて、末長く愛される契機となれば、
これ以上に嬉しいことはございません…と申しておりました。
まことに、幸せなボトルでございます。
お召しになったあとは、愛らしい花を一輪差しておきましょうね…。
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▼ 執事の館・準備委員会は、10月より課税業者に。消費税の納税が義務付けられる運びにございます。
さて、お嬢様、旦那様のお力添えあって執事の館・準備委員会は発足から3年を迎えました。
今から3年前の晩夏、ひっそりと電子の樹海に置かれたホームページに、メールマガジンの登録があり、
Twitter がはじまり、お申し付けをいただき、ついには #名古屋の仮住まい でお仕えできる運びに…。
未だ、至らぬことも多々ございますが、つど新しい取り組みに支援をくださいます主の皆様には、
心からお詫びと、感謝の気持ちを伝えとうございます。誠にありがとうございます。
昨年の2月には、株式会社九十(きゅうじゅう)として法人登記を行いまして、先月には「執事の館」が
商標として認められました。私たち執事の館・準備委員会のお仕えが、常に経済活動としての色を帯び、
いかにお嬢様、旦那様の夢や御心を大切にできるか、苦悶、葛藤しながらの日々でございます。
ご気分を害されましたら、誠に申し訳ございません。じつは今月末日、執事の館・準備委員会は
二期目の決算を迎える見通しにございまして、10月から消費税の課税対象業者として扱われます。
創業から2年間の企業は特例により、消費税の納税を免除されるというルールがございまして、
これまで8%掛かる消費税を給金に乗せず、正直にご請求をさせていただく方針にございました。
今後、課税対象業者と扱われることで、10月以降の「ご帰宅(来店)」や「お申し付け(購入)」に、
なんらかの形で乗せねばならないことを、どうかお許しをいただけませんでしょうか。もちろん一同、
より良いお仕えに励み、より良いお品を備えるなど、なんとかしてお嬢様、旦那様に喜ばれるよう、
努力は一切、惜しまない考えにございます。何卒、ご理解をいただけますと幸いに存じます…。
この件につきましては、近日中に方針を固め、ご報告差し上げます次第です。
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▼ #福岡の仮住まい に備える執事の館・準備委員会。給仕係の久屋(ひさや)が名乗りを上げました。
ところで、先日お伝えをいたしましたように、 #九州の協力者 から打診のございました件について。
昨年春、 #名古屋の仮住まい の開館いらい、目覚しい成長を遂げました給仕係の久屋(ひさや)が、
この出向に名乗りを上げましたことを、謹んでご報告いたします。もとより彼は出身にございまして
名古屋の開館を迎えるよりもずっと前から #福岡の仮住まい を熱望していた経緯がございます。
執事の館・準備委員会としては、現時点でまだ調査の段階にございますけれども、土地勘のある久屋が
現地に立ち、早い段階から情報収集をおこなうことは理にかなうという結論に達しております。
報告によりますと、先月半ばから福岡と名古屋を行き来し、出向の準備を進めている最中とか。
今週からはさらに福岡の準備室に比重を移しますが、もしお嬢様、旦那様にお目に掛かれれば、
ご挨拶をさせていただきたい…と申しておりました。
いま久屋本人からの書簡を待っておりますので、届き次第すぐご覧いただくように致しましょう。
この急な展開に #名古屋の仮住まい の使用人のみならず、わたくし松原自身も大変驚いております。
いずれ戻るとは伺っておりますけれども…。
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最後になりますが、先日のお申し付け、すぐに満了を迎えました #愛知県名古屋市の洗顔セット は、
調達係の守山が奮闘をして、なんとか100箱の追加をいただける運びに。いっぽう製菓係の黒川は、
あさって発送予定の #愛知県小牧市のバウムクーヘン を多く焼きすぎたと…冷や汗を流しております。
段取りが悪く、誠に申し訳ございません。上記2品がもしご入用でいらっしゃいましたら、今週末、
【2015年9月5日(土)21時10分】にお申し付けいただければ、これまた幸いに存じます…。
明日の朝は、 #愛知県碧南市のベーコン を #岐阜県羽島市のオリーブオイル でカリッと焼きまして、
試作品の #岐阜県大垣市のベーグル に #東山のジャム、 #岐阜県大垣市のコーヒー を添えましょう。
夏のお疲れは、今のうちに癒されますように…温かいお風呂の準備が整ってございます。
松原
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このお手紙を初めてお受け取りになる主には、事前の説明もなく、
唐突なものに映ったかと思いますが、お許しくださいませ。
この機会に、私たち執事の館・準備委員会のあゆみをご覧頂けますと幸いです。
(お読みになる際は、過去の号から遡って御覧になることをお勧めしております。)
https://www.butlers-house.net/blog/entries
また「主の手帳(マイページ)」は、手帳係が少しずつ入力欄を追加しており、
これがお嬢様、旦那様のお人柄を知る貴重な機会となっております。
苦手な食べ物、給仕の際のご希望をお書き添え頂けますと、使用人一同が拝見いたします。
https://www.butlers-house.net/member_login
何卒、よろしくお願い致します。
このお手紙は、執事の館・準備委員会の広報係、松原(まつばら)がお送りしました。
日々の小さな報告は、Twitter からもお届けしております。
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