第42105号:賃上げのご相談。
このお便りは、1236 名のお嬢様、旦那様に宛ててお送りいたしました。
お嬢様、旦那様、たいへん申し上げにくい事柄ですが「名古屋の本宅」のお給金を変えて宜しいでしょうか…
はい、お察しのとおりに賃上げのご相談でして、お仕えの流れを再構築する過程で、どうしても避けられず、
お叱りいただく覚悟でお便りします。あらゆる物価が上がる中、恐縮です。113 円、上げて良いでしょうか?
■「名古屋の本宅」の近況です。
・【お屋敷】こんや21時10分から、1日3枠のご予告を。 https://www.butlers-house.net/reservation2
・【びっくりするくらい大きなシイタケ】を収穫。ちょうど結婚なさった主に「シイタケ入刀」をご提案。
・【きらきら可愛いリップ】を洋服係が調達。数が増えましたので、化粧品に解説のパネルを手配します。
・【本宅の鍵】は、音羽と八事、鈴鹿が検品しながら梱包発送。お届けまで、もう少しお時間をください。
▼手帳係の那古野(なごの)が、2月後半から3月前半のお仕えを並べました。お給金は 17,904 円です。
▼採用係の菊井(きくい)は2月に使用人の研修を予定。昨年と同じトラットリアに、お邪魔いたします。
▼広報係の松原(まつばら)は「沿革」に追記しました。1年前からの試み、検索結果にも出ている様子。
▼かつて配送係だった若鶴(わかづる)が、法務係に合流。お給金を戴けていない主に電話をいたします。
▼配送係の音羽(おとわ)が職人、使用人と対話を重ね、新しいお品の準備を進めています。経過を報告。
昨年から何度か話題にしておりますが、執事の館・実行委員会は「名古屋の本宅」のお仕えを見直しまして、
日に「4枠」だったところを「3枠」にしたいと考えます。これは、お嬢様、旦那様の「需要」と、使用人の
「供給」のバランスより、お仕えの品質を高め、これから先、5年、10年続けるための選択でございます。
1日あたりの労働時間を調整しながら、お仕えしたい使用人の出番を維持するため、先日ご提案をしました
「本宅からのお手紙」に取り組みましょう。これは、年齢を重ねた使用人にとって、意義のあるお仕えです。
加えてお嬢様、旦那様がお寛ぎになる時間を10分、増やします。この変化は、思いのほか大きいと考えます。
また、ここ1ヶ月ほど試していた「さらなるお寛ぎ」は、新しいタイムテーブルには幾つかの可能性があり、
「さらなる45分のお寛ぎ」のほか、さらに「さらなる60分のお寛ぎ」「さらなる90分のお寛ぎ」から
最大で「さらなる160分のお寛ぎ」まで視野に入れております。ただ、これらは当日のご提案と致します。
お給仕の流れ、内容はこれまでのものを踏襲し、さらに技量を向上してまいります。週ごとにお仕えをする
機会を減らしたことで、事前の準備も丁寧にできて、かつ当日にお仕えする使用人の数も増える見通しです。
時間を伸ばします。選択肢を増やします。使用人を置きます。そのため賃上げをお願いします…113 円です。
「主の手帳」をお持ちでしたら【21時10分】から。「主の目録」なら【20時50分】から。「仮の手帳」から
「主の手帳」に差し替えるお給金も、新しいタイムテーブルでお仕えする2月中旬に、11円の賃上げを…。
今夜は「名古屋の本宅」のタイムテーブルと、お給金の変更について広報係の松原がご報告を差し上げます。
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▼手帳係の那古野(なごの)が、2月後半から3月前半のお仕えを並べました。お給金は 17,904 円です。
以前から打診をしておりました「名古屋の本宅」は、日ごとのお仕えの枠数を「4」から「3」に改めて、
こんやご予告を賜りたいと存じます。2月後半から3月前半で、お嬢様、旦那様の都合でご帰宅をください。
この時、冒頭で述べたようにお給金を 133 円乗せ、17,904円(税別)をお許しいただけますでしょうか。
2月21日(金) ★★★ / 22日(土) ★★★ / 23日(日) ★★★ / 24日(月) ★★★ / 25日(火) ★★★
2月28日(金) ★★★ / 1日(土) ★★★ / 2日(日) ★★★ / 3日(月) ★★★ / 4日(火) ★★★
3月07日(金) ★★★ / 8日(土) ★★★ / 9日(日) ★★★ / 10日(月) ★★★ / 11日(火) ★★★
3月14日(金) ★★★ / 15日(土) ★★★ / 16日(日) ★★★ / 17日(月) ★★★ / 18日(火) ★★★
※1枠目:10:30〜12:40(130分)/ 2枠目:13:40〜15:50(130分)/ 3枠目:16:50〜19:00(130分)
★ご帰宅の予告 … https://www.butlers-house.net/reservation2 (手帳は 21:10〜/目録は 20:50〜 )
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▼採用係の菊井(きくい)は2月に使用人の研修を予定。昨年と同じトラットリアに、お邪魔いたします。
かつての「名古屋の仮住まい」、そして現在の「名古屋の本宅」には、お仕えの手本とした場所があって、
それが名古屋市のイタリア料理店である、という話題を過去にいたしました。前菜やデザートをワゴンの
上に載せたサービス、ひとのお腹だけでなく気持ちを満たす方法。ここに原点があると私たちは考えます。
昨年の春に取り組みました「研修」では、古くからいる矢田(やだ)や八帖(はっちょう)も学びがあり、
ただ美味しいものを食べたいから、ではなく、あの経験をもう一度して、お嬢様、旦那様に喜ばれるように
なりたいと申しております。また、昨年の春以降に合流した鈴鹿、八事、玉城、駿河にも機会をください。
現在の使用人の働き、待遇などは、執事の館・実行委員会のホームページにございます。もしもご興味を
お持ちになりましたらご覧ください。不明な点、改善すべき部分があれば、返信などでお知らせください。
★執事の館・準備委員会/求人情報 … https://www.butlers-house.net/recruit
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▼広報係の松原(まつばら)は「沿革」に追記しました。1年前からの試み、検索結果にも出ている様子。
昨年、執事の館・実行委員会のホームページに膨大な情報を掲載するようになったのは、Google などの
検索エンジンがAI(Artificial Intelligence、つまり人工知能)で結果を出すようになったためです。
おととい手帳係が検証したところ、文章形式の質問にも割と正しい内容で答えてくれるようになったとか。
ひとつは「お便り」のバックナンバー。そして「沿革」も重要です。ふだんお便りをご覧になっていると、
あまり目新しいことはございませんが、これが5年後、10年後に価値を持つのでしょう。わたくし松原、
先ほど2025年1月の「沿革」に追記いたしました。これはお嬢様、旦那様と私たちの歩みでもあります。
★沿革/2025年:未定 … https://www.butlers-house.net/history#history2025
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▼かつて配送係だった若鶴(わかづる)が、法務係に合流。主(あるじ)に電話を差し上げるお役目です。
記録によれば 2016 年に広報係として合流し、のちに配送係、会計係を兼任していた若鶴(わかづる)は、
2022 年の夏ごろ、体調を崩して離脱。「名古屋の本宅」の実現に大きく貢献しながら、伏していました。
この者が、すこし調子を取り戻しまして、年始に調達係を手伝い、そして法務係の手伝いに備えています。
具体的なお仕えの内容は、千種(ちぐさ)からぼかすよう言われておりますので、言葉を選んで伝えると
何かしらの事情によって、メール以外の方法でご連絡をとる必要ができたとき、お電話を差し上げる役目。
したがって、よほどのことがない限りお嬢様、旦那様に繋がることはないと存じますが、ご報告いたします。
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▼配送係の音羽(おとわ)が職人、使用人と対話を重ね、新しいお品の準備を進めています。経過を報告。
・配送係/音羽…白鳥から伺った「キャンドル屋さん」、残念ながら、予算が足りず、再検討いたします!
・製菓係/若草…【青いバスクチーズケーキ】目が覚めるミント強度。ブルーが綺麗になるよう、再試作!
・製菓係/撞木…【シューラスク】チョコがけのシュークランチ。砕け、こぼれ落ちる問題を松原と思案。
・製菓係/八反…【フロランタンカカオ】サブレ生地に、アーモンドとカカオニブ、ヌガー。さらに改良。
・製菓係/千成…【テリーヌショコラ】これ試したいです!と申したら松原が「むかしありましたよ」と…
今月の「お申し付けの品」は、2月22日(土)にご用意します。これから3週間、進捗をご報告いたします。
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ここから先の話題は、ずっと未来のこと。ですから、どちらかといえば使用人の夢、願望とお考えください。
2月中旬から「名古屋の本宅」は賃上げをお願い致します。ただ、1分あたり単価で比べると「148円」が
「138円」となって、コストパフォーマンスは上がる…そう、実際は値下げに近いことを提案しております。
執事の館・実行委員会は「名古屋の本宅」を実現したあと、水面下でいくつか計画をして、検討しています。
そのうち1つが「村」の構想で、もうひとつが「お給金」のことです。ただ、この話題は慎重にしませんと、
今後のご帰宅、お仕えに影響いたしますので、念押しさせてください。早くても8年、10年先のお話です。
思い切ってお伝えしますと、私たち執事の館・実行委員会は、いつか「名古屋の本宅」のお給金を、現在の
「税込およそ 20,000 円」という水準から「9,000 円」、もし叶うならば「6,000 円」を目指しております。
ご滞在の時間も、お料理のご用意も、お洋服もお靴もご本もカップも今まで通り、むしろ増やしながらです。
あとご懸念なさるといけませんので付け加えますと、使用人の待遇も下げません。職人を値切りもしません。
そういうことをしなくても成り立つ可能性を見出していて、私たち執事の館・実行委員会は動いております。
この背景にあるのが「館の台帳」の作り直し、そして「本宅からのお手紙」などの、新たな試みであります。
12年前、まったく経験も実績もなかった私たちがお給金を試算したとき、ティータイム 60 分のご滞在に
「3,000 円」という予価を掲げておりました。確かランチは「4,000 円」、ディナーは「5,000 円」でした。
それを基準にした「名古屋の仮住まい」は、最終的に倍くらい、多くをご負担いただいた反省がございます。
執事の館・実行委員会が始まった頃の、愛知県の最低賃金が「758 円」で、いま「1,077 円」。物価上昇は、
それ以上の進みと考えますと、1.5 倍としても過言ではないはず。この状況に、私たちは敢えて逆行したい。
「お店」ではなく「お家」。お屋敷丸ごと貸切なら高くてもしょうがない、ではなく、手が届くようにする。
お仕えさせていただける機会がなければ、使用人を名乗る意味などないのです。ただ、身を削ることはせず、
今まで通りのバランスを保ちます。そして、苦渋の決断で値上げをして乗り越えようとなさいます事業者や、
値上げをせずサービスを提供なさる事業者さんにも敬意を表します。それは個人にも通じることと存じます。
いま国内は、悲観的なムードが漂っているかもしれません。楽観的なこと、夢や希望を語るのも憚られます。
しかし現状を維持し、精一杯なさっている会社や団体を素晴らしいと褒め称えることから、始まるはずです。
それはお嬢様、旦那様も同様。いつも通りになさっているのが凄い。誰がなんと言おうと、尊敬しております。
「名古屋の本宅」のお給金が驚きをもって喜ばれるくらい低くなるのは、ずっと先のこと。しかし現在でも、
驚きをもって喜ばれるお仕えをして、お嬢様、旦那様のお役に立ちたいと思います。まだ至らぬことが多くて
ご不便をお掛けしますが、お帰りを心からお待ちしています。そう申し上げられる日々に、幸せを覚えます。
★ご帰宅の予告 … https://www.butlers-house.net/reservation2 (手帳は 21:10〜 / 目録は 20:50〜 )
とっくに忘れられた約束を守ろうとするのは、自己満足かと、自問自答、繰り返す。名古屋の執務室、にて。
執事の館・実行委員会
広報係/松原(まつばら)
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私たち執事の館・実行委員会は、おおむね水曜日と、土曜日の夜、お嬢様、旦那様にご報告をいたします。
もし広報係のお仕えにご満足をいただけて、お気持ちに余裕があれば、下記の「労い」をご検討ください。
・きょうの電書鳩を優しく撫でる。(労いのお気持ちのみ)[ https://tinyurl.com/23kuojau ]
・きょうの電書鳩にお水をあげる。(スコーン1個ぶんの労い)[ https://tinyurl.com/2cmaynoc ]
・きょうの電書鳩にご飯をあげる。(スコーン3個ぶんの労い)[ https://tinyurl.com/2ylpd8t7 ]
2023年の5月に「名古屋の本宅」を叶え、お嬢様、旦那様のお帰りをお待ちしております。ご予告は月1度。
これまでの経緯は、お便りの「バックナンバー」ほか、12年の「沿革」もお役に立てば幸いであります。
https://www.butlers-house.net/history
もし「主の目録」を所有なさると、とくべつなお便りのほか、ご予告、お申し付けの先回りが実現します。
★主の目録 … https://tinyurl.com/bhmkrk
お便りのお届けを中止する(メールマガジンの配信停止を望まれる)場合は、手帳にございます、下記の
URLから「手帳の破棄」をお申し出てくださいませ。あるいは、別のアドレスへの書き換えも承ります。
★手帳の破棄 … https://www.butlers-house.net/mypage/secession