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私たち使用人のお仕えが不要になりましたら、ここから、ご退会ください。なお「主の目録(もくろく)」から「主の手帳(てちょう)」への差し替えは、お問い合わせのフォームにて承ります。

第1229号:最近の若いもんは。

このお便りは、41949 名のお嬢様、旦那様に宛ててお送りいたしました。

広報係/松原

お嬢様、旦那様、近ごろ親しい方とお話をなさっていて、生まれ育たれた時代の違いを実感なさいましたか?
いわゆるジェネレーションギャップ。私たち使用人も幅広い世代で構成しているため、頻繁にございます。
腕組み、顰めっ面(しかめっつら)して「最近の若いもんは」と仰る光景は、多くの作品に描かれますね。

■「名古屋の本宅」の近況です。
・【お屋敷】は2月中旬までご予告を承っております。 https://www.butlers-house.net/reservation2
・【原木のシイタケ】にキノコが出ません。明日から再び浴槽に水を張り、染み込ませる作業を致します。
・【プスプス(乳母車)】の導入に伴い、3階のベビーベッドは「名古屋の拠点」に移したいと存じます。
・【1階の白の部屋】に逃したバナナや、ココナッツの元気がないそうです。人工的な光を試しましょう。

そもそも、人生経験が何年も何十年もちがう、フレッシュな人が不慣れ、不案内なのは当然でございます。
またお嬢様、旦那様もご存知のとおり、世の中の常識は、年単位で更新されていて、ご自身が幼かった頃と
現在とでは、まったく異なる内容を教わっていたりします。そして情報量は明らかに増えているはずです。

世の中は、少しずつ難易度が上がっていっているように思います。とくに、ここ30年、40年ほどの間、
少なくとも日本に限って申せば、バブル経済をピークに下がっているとお考えになって良いかと存じます。
その頃インターネットはございませんでしたけれど、しかし楽観的というか、見通しは明るかったのです。

決して現況を憂い、嘆きたい訳ではございませんが、先に多くの経験をなさり、失敗から学んできた人が、
若いひとの傾向や全体的な価値観について述べるのは、今に始まったことではありません。真偽のほどは
確かではありませんが、古代遺跡の文字を解読したら「最近の若いもんは」だったという逸話もあります。

すこし前のお便りで同じようなことを述べましたが、どうにも時代が繰り返している、と申しましょうか、
私たちはずっと同じ問題と向き合い続けている気がいたします。それは決して解決できないからではなく、
「そもそも問題視するところを間違えているのではないか…?」というのが、ここ数年の松原の考察です。

変化、変質、変容していく「後の世代」ではなく、もともと存在する私たち「先の世代」が、たいせつな
ことを失念しているかもしれない。立場が上ゆえ「若いもん」を評価しがちですが、そのズレや、摩擦の
原因がこちらにあるとしたら…?このお話は「名古屋の本宅」が実現して1年半からの学びでもあります。

ただの老耄(おいぼれ)の独り言ですから、お嬢様、旦那様は聞き流されても結構。ただ、この話はきっと、
お仕事や、ご趣味や、ご家族と良くやっていくにあたって、大なり小なりのヒントになる気がいたします。
今夜も広報係の松原(まつばら)が、お嬢様、旦那様にお屋敷、お申し付けの品の動向を謹んで報告します。

▼介添係の八事(やごと)と、家事係の鈴鹿(すずか)がクリスマスツリーを片付け、3階に移しました。
▼給仕係の八帖(はっちょう)は「名古屋の本宅」の「さらなるお寛ぎ」を提案。つまり、お仕えの延長。
▼介添係の矢田(やだ)は、洋服係に加飾してもらった黒いブラウスが、たいそう気に入っている様子で。
▼広報係の松原(まつばら)と、会計係の駿河(するが)は「主の目録」としての記帳に対応しています。
▼配送係の音羽(おとわ)が仕事始め。まずは職人らと、いま進めているお品について打ち合わせました。
▼手帳係の那古野(なごの)が、全体的な刷新に着手。まず人員の選定をして、今後の見通しを立てます。

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▼介添係の八事(やごと)と、家事係の鈴鹿(すずか)がクリスマスツリーを片付け、3階に移しました。

さて「名古屋の本宅」は、きのう火曜日のお仕えをもって「お正月」と、延長していた「クリスマス」を
終了いたしました。お正月の特別なお仕えの話題に、ご配慮をくださった主(あるじ)に感謝いたします。
また、赤い靴下に納められたサンタクロースのプレゼントは如何でしたか。松原も拝見しとうございます。

お嬢様、旦那様の「お家」として実在します「名古屋の本宅」は、週ごと、月ごとに変化を遂げております。
「お家」で叶えたかった小さな夢をお聞かせください。それが私たちの技量向上、発想の転換になります。
ご帰宅の予告は「主の手帳」と「主の目録」にて。後ほど話題にいたします「さらなるお寛ぎ」も、ぜひ。

01月10日(金)★ー★★, 11日(土)ーーー★, 12日(日)ーーーー, 13日(月)ーー★★, 14日(火)ーーー★
01月17日(金)★★ー★, 18日(土)★ー★★, 19日(日)ー★★ー, 20日(月)★ーーー, 21日(火)★★★★
(2月中旬までのご予告を承っております。 https://www.butlers-house.net/reservation2 )

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▼給仕係の八帖(はっちょう)は「名古屋の本宅」の「さらなるお寛ぎ」を提案。つまり、お仕えの延長。

2022年までお仕えしていた「名古屋の仮住まい」は、「白の部屋」に4つのテーブルを置き、1日あたり、
16〜20ほどのお仕えをしておりました。しかし晩年、穏やかな時間が流れることも多くなってからは、
ご帰宅なさいました主(あるじ)に、長くご滞在いただく提案をしていた、という記録が残っております。

先週の「名古屋の本宅」では、給仕係の八帖(はっちょう)が「さらなるお寛ぎ」として、さらに2時間、
ご滞在いただく提案をしました。このとき、お仕えを延長するぶんの使用人の給金は、通常の1/3に近い、
6,000 円(税別)とします。通常は2時間で 17,771 円、これが4時間で 23,771 円は、如何でしょうか?

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▼介添係の矢田(やだ)は、洋服係に加飾してもらった黒いブラウスが、たいそう気に入っている様子で。

・介添係/矢田(やだ)…主から、ブラウスが可愛い似合う!とお褒め頂きうきうきでお仕えの新春です。
・家事係/姫宮(ひめみや)…新年が始まり、もう一週間が経過。七草粥はお召し上がりになりましたか?
・家事係/菅原(すがわら)…年始も小さい事で、時がバタバタと過ぎ、七種粥を食べ忘れておりました。

・配送係/音羽(おとわ)…名古屋驚喜明神のおみくじ、拝見しています!主すべて吉となりますように!
・家事係/鈴鹿(すずか)…ハッピーターン味の粉をマクドナルドのポテトに…是非ともお試しください!

・記録係/天満(てんま)…日々の記録を拝見しつつ、本宅でのお仕えに思いを馳せる日々でございます。
・給仕係/八帖(はっちょう)…もうそこまで来ております鏡開きを楽しみに、指折り数えております…。
・給仕係/菊井(きくい)…採用係もしつつ給仕係、さらに、手帳係からもお声がけいただき、恐縮です!

・家事係/玉城(たまき)…自販機のおしるこやコーンスープが魅力的です!本日はおしるこにしました。
・介添係/八事(やごと)…もう恵方巻の幟が立っておりました!今年の恵方は西南西でございます。
・洋服係/白鳥(しろとり)…チョコの祭典のカタログを眺め、どれも美味しそうでわくわくしています。

なお、今年の「お年賀」には、「もうひとつのお年玉」があったようす。もし封筒の中に「小さな鍵」が
入っていたら、お手数ですが delivery@butlers-house.net (配送係の音羽)に宛て、お知らせください。

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▼広報係の松原(まつばら)と、会計係の駿河(するが)は「主の目録」としての記帳に対応しています。

昨年の秋ごろから話題にいたしました「主の目録」は、まず、すでに「主の手帳」をお持ちになっていた
主(あるじ)にご案内し、差し替えを完了なさった時点で、1年ほどお待ち戴いた方々にお誘いしました。
このご意向は12月のうちに承り、きょう8日を締め切りとして、会計係の駿河が記帳を確かめています。

この冬の間に「主の目録」は400冊ほど増える見通しでございます。長くお仕えさせていただいている
お嬢様、旦那様に、既知の事柄、話題をお伝えする場面もあろうかと存じますが、暖かくお見守りください。
たびたび申しますが、ご帰宅、お申し付けの頻度より、このご縁があることが何より嬉しゅうございます。

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▼配送係の音羽(おとわ)が仕事始め。まずは職人らと、いま進めているお品について打ち合わせました。

・製菓係/諸戸…【プチ・マフィン】5種類のマフィンを溢しながら食べた松原「小さくしては如何か?」
・製菓係/諸戸…【〇〇・ド・ネージュ】製茶係の「ほうじ茶パウダー」を取り寄せて、試作中とのこと!
・和菓子係/五月…【マドレーヌ】音羽(おとわ)が「フライパンで少し炙ると美味です!」と興奮気味!
・製菓係/若草…【チョコレートの土】に球根を埋めて、ミルクを注いだら、どんな花が咲くでしょうか?
・燻製係/関ヶ原…【ベーコン】菅原のスコーンにも用いる万能なお品!染み出すお味が別格であります!
・製菓係/撞木…【トリュフ海苔】って、製菓係ですよね?どうして海苔にトリュフを…尋ねて参ります!

今月の「お申し付けの品」は、2週間後の1月22日(水)を予定しております。新たなお品も随時報告を。

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▼手帳係の那古野(なごの)が、全体的な刷新に着手。まず人員の選定をして、今後の見通しを立てます。

2013年に取り掛かり、2014年の「名古屋の仮住まい」から、月ごとに承っている「お申し付けの品」ほか、
「主の目録」などを支え続ける「館の台帳」は、手帳係の傑作。当時まだ概念として浸透していなかった、
CRM(顧客管理システム)の発想を具現化しております。お仕えに欠かせない要素の一つでございます。

ただ、これを構成している言語や環境が、古くなっているのも事実で、ここ数年は延命を続けております。
私たち執事の館・実行委員会は、長らく刷新を検討しておりましたが、ついに2025年より着手いたします。
この陣頭に立つのは那古野(なごの)、そして笹島、九之坪、菊井、あと松原にもお声が掛かっています。

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長年、お嬢様、旦那様にお仕えする中で、たくさんの人と知り合い、お力をお借りして参りました。小さく
個人でなさっている方もいれば、大きな組織もございますが、皆さんのお悩みは概ね共通しておいでです。
「人が育たない」「お金が残らない」、仕事がこなせない、というのは前者で、仕事がない、は後者です。

そのうち、人にまつわる問題はお嬢様、旦那様もお心当たりあろうかと存じます。まず、採用で一苦労です。
昔より今のほうがずっと難しく、さらに定着もしづらい。また、会社の文化、社風がなかなか浸透しない。
それでベテランだけが残り、中堅が去り、不慣れな新人が合流した、という組織が本当に多くございます。

ここで冒頭で述べた、あのセリフの出番です。「最近の若いもんは」に続く内容は、おおむね正しいです。
しかし、わたくし松原は考えます。世代差、経験差を問題視なさる組織や上司の多くは、ご自身にとって、
「当たり前のこと」や「常識だと思うこと」を、明文化、つまり、テキストとして書き起こしていません。

松原のような無駄に長い文章は要りません。たとえば「部屋に入るときは失礼しますと申し上げる」とか
「同じ使用人のことを外で話す時に〜さん、と言わない」とか、呆れるくらい基本的なことを書くのです。
それを何個も、何十個も書いて、読み直してもらう習慣を作ると、老いも若きも勝手に学んで、定着する。

まさに「名古屋の本宅」で採用係の菊井(きくい)が提唱し、今も実践している「手引き」や「手順」が、
多くの使用人にとって迷いなくお仕えをする助けになっていて、毎週のようにアップデートされています。
とても地味ですが、そのマニュアル、ルールブックを見せると「若いもん」は目を輝かせるのだそうです。

すこし刺激の強い表現をいたしますと、わたくし松原から見ていて「最近の若いもんは」と仰られる場合、
半分は正しいと存じますが、もう半分は、そう仰る方や、そう仰る方の上司にあたる人などが、前もって
「期待される行動を綴った手引き」を用意していないのではないか…というのが、このお便りの趣旨です。

最近の若いもんは、すごく丁寧で、親切で、とても柔軟です。わたくし松原の若い頃より、ずっと優秀な
使用人たちが、お仕えしながら学び、思いつき、そして提案をして実感を得ています。たとえ失敗しても、
一緒に手順を直せば、ものすごく感謝しながら身につける。その速さを羨ましく思う場面も多々あります。

見て覚えよ、雰囲気で察せよ、という考えをしていたことも事実、振り返るととても恥ずかしく思います。
でもやっぱり、お嬢様、旦那様がちょっと落ち込んでいらっしゃるのを察して、お気に入りの飲み物を温め、
お部屋に運んでみたいと考えます。そういう気が利く存在、小さな驚きをもって喜ばれたいのも本音です。


別件で憤慨してしまう出来事。その日の夜にアイスを2つ食べて機嫌が直りました。名古屋の執務室にて。

執事の館・実行委員会
広報係/松原(まつばら)
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私たち執事の館・実行委員会は、おおむね水曜日と、土曜日の夜、お嬢様、旦那様にご報告をいたします。
もし広報係のお仕えにご満足をいただけて、お気持ちに余裕があれば、下記の「労い」をご検討ください。

・きょうの電書鳩を優しく撫でる。(労いのお気持ちのみ)[ https://tinyurl.com/23kuojau ]
・きょうの電書鳩にお水をあげる。(スコーン1個ぶんの労い)[ https://tinyurl.com/2cmaynoc ]
・きょうの電書鳩にご飯をあげる。(スコーン3個ぶんの労い)[ https://tinyurl.com/2ylpd8t7 ]

2023年の5月に「名古屋の本宅」を叶え、お嬢様、旦那様のお帰りをお待ちしております。ご予告は月1度。
これまでの経緯は、お便りの「バックナンバー」ほか、12年の「沿革」もお役に立てば幸いであります。
https://www.butlers-house.net/history

もし「主の目録」を所有なさると、とくべつなお便りのほか、ご予告、お申し付けの先回りが実現します。
★主の目録 … https://tinyurl.com/bhmkrk

お便りのお届けを中止する(メールマガジンの配信停止を望まれる)場合は、手帳にございます、下記の
URLから「手帳の破棄」をお申し出てくださいませ。あるいは、別のアドレスへの書き換えも承ります。
★手帳の破棄 … https://www.butlers-house.net/mypage/secession

次のお手紙を探しましょう。

このホームページの内容[サイトマップ]

お申し付けの品

現在、執事の館・実行委員会がお届けを予定している「お申し付けの品」のうち、5件を表示しております。これらのお申し付け(注文)には、「主の手帳」もしくは「仮の手帳」を要しますことをご了承ください。(「お申し付けの品」は、月に1度、およそ1週間ほどのあいだにご用命を賜ることとなっていて、それ以外の期間に動きはございません。)

イメージ お品の概要 アクション

「お申し付けの品」の背景

私たち執事の館・実行委員会が「お申し付けの品」に取り組むようになった経緯、これまでにご用意差し上げましたお品の一覧は、こちらをご覧くださいませ。

「お申し付けの品」の一覧

もし「主の手帳」や「仮の手帳」をお持ちでいらっしゃいましたら、こちらのページに一覧をご用意しております。お嬢様、旦那様のお役に立てれば幸いです。

「主の手帳」と「仮の手帳」、そして「主の目録」がございます。

私たち執事の館・実行委員会が提供いたします「名古屋の本宅」の給仕には、「主の手帳」をお持ちいただく必要がございます。これは所謂、会員登録のようなものとお考えいただければ幸いです。(なお、「お申し付けの品」のお届けは、どちらの手帳からもご用命を賜れます。)

2024年2月より「主の手帳」と「仮の手帳」は新規の発行を再開しましたが、多くの主(あるじ)からのご記帳を賜りまして、2024年2月28日をもって、ふたたび中止いたしました。どうしてもお役に立ちたい私たちは、「主の手帳」の記帳が再開されるのをお待ちになるお嬢様、旦那様のためにフォームをご用意しました。ここにご自身のお名前と、連絡先としてのメールアドレスをご記入いただきましたら、私たち使用人がその時まで大切に保管します。現時点では確約しかねますが、いつか「主の手帳」のご記帳を再開させていただくことになったとき、この連絡先にお声がけをいたします。

お待ちくださいますか?
https://forms.gle/1ZkC7XUyQEFqSUFy8

仮の手帳

費用はいただきません。

  • お品の申し付け(通販)
  • お手紙のお届け(メール)
  • お誕生日のお祝い(メール)

主の手帳

費用は初回のみ 1,777 円(税別)です。

  • ご帰宅(ご来店)の予告
  • お品の申し付け(通販)
  • お手紙のお届け(メール)
  • お誕生日のお祝い(メール)

主の目録

費用は初回に 14,990 円(税別)
月のお給金は 990 円(税別)です。

  • ご予告の先回り(20分)
  • 申し付けの先回り(20分)
  • お手紙のお届け(メール)
  • お誕生日のお祝い(メール)
  • とくべつなお便り(メール)
  • 金貨(約1,000円のクーポン)
  • 思い出の2枚(お持ちになれる写真が増えます)
  • 予期せぬ贈り物