お嬢様、旦那様、召し上がりの最中に失礼いたします。いま、少しだけご相談を差し上げて良いでしょうか。
このところ「名古屋の本宅」の３階に「ご本」が増え、いっそうご自宅としての質感が高まっております。
呟きでも素敵な作品をご紹介いただき、使用人も心を躍らせました。話が弾むとは、まさにこのことです。

■「名古屋の本宅」の近況です。
・【ご予告】、次は６月２９日の土曜日を予定。そして使用人のプロフィール、月内には更新いたします。
・【３階の本棚】に「魔女図鑑」などが収められました。支度中に開いてしまった姫宮が、慌てて閉じて。
・【ビュート】は屋外に駐車。八帖は、車内の温度を低く保つ「サンシェード」を調達係に相談しました。
・【真ん中のバラ】は、もう全て咲ききって落ちたのに、また新しい花が咲きました。笹島らも驚きます。
・【ブロック塀の瓦礫】、６月の下旬に搬出。次いで、お庭の土を道路から３メートル幅で削りましょう。
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■こんやご報告、ご相談をしたい事柄です。
▼配送係の桑名（くわな）が、今月下旬の「お申し付けの品」を準備。日々の呟きも、ご覧いただければ。
▼会計係の本山（もとやま）は３回目となる「夜会」を予定。次の火曜日夜、３０名がお邪魔いたします。
▼調達係の笹島（ささしま）は「白の部屋」に２つの「笹の葉」を納めました。短冊もご用意が整って…。
▼調達係の九之坪（くのつぼ）が「飾り」を増やしています。建築係は月末に３階に配線の工事をします。
▼採用係の菊井（きくい）は使用人のプロフィール（一問一答）を精査。広報係が調整、手帳係が実装を。

「ご本」に続きまして、きょう再び調達係の笹島（ささしま）からのご提案です。ただ、この思いつきは、
彼の得意分野ではなく、わたくし松原と新瑞橋が引き継ぎ、お嬢様、旦那様のお考えを伺いたいと存じます。
お嬢様、旦那様、ピアノを置きませんか。お屋敷のどこかに、蓋の開きます、美しいピアノを置きませんか。

私たち執事の館・実行委員会がお仕えしている「名古屋の本宅」は、今からちょうど20年前の５月ごろに、
前の持ち主が名古屋市内の設計事務所にオーダーした、輸入住宅です。話は逸れますが、輸入といっても、
組み立てた家を、海外から船で運ぶのではなく、海外風、洋館風で仕上げる家づくり、とお考えください。

さて、2004年に描かれた、いま「名古屋の本宅」と呼ばれる建物の設計図、９頁に、２階の平面図があり、
当時のリビング（赤の広間）、当時の寝室（ドレッサー）などの寸法がございます。リビングに壁はなく、
階段、ホールと一体となっていて、さほど大きくございませんが、３階に繋がる吹き抜けがございました。

「上部吹き抜け」という文字の真下に、「ピアノ」という文字があるのです。つまり「名古屋の本宅」は、
ピアノを建物の中心に配置する意図があって、木造と吹き抜けで、全ての部屋に響いた、と考えられます。
しかし私たちは、そのスペースに「名古屋の仮住まい」にあった鏡付きのアンティーク家具を置きました。
（とても高さがあって、どうしても、吹き抜けの下にしか置けなかったのです。消去法でございました。）

食卓を整え、寝室も設え、お化粧と香水、お靴とお洋服を増やし、本棚に素敵な本を並べはじめています。
次に、私たちがお嬢様、旦那様にお伺いしたいのは「楽器」で、かつて、このお屋敷にあったと想像される
「ピアノ」でございます。ただ、それを置く場所は、すでに「名古屋の仮住まい」の思い出がございます。

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▼配送係の桑名（くわな）が、今月下旬の「お申し付けの品」を準備。日々の呟きも、ご覧いただければ。

お嬢様、旦那様、今月の「お申し付けの品」は、また賑やかです。ご用命を賜りますのは６月２２日の土曜。
お手数でなければ、その日の２１時１０分、少しだけ私たち使用人にお時間をいただけませんでしょうか？
また、新たに召し上がりたいもの、調達させたいものは「 #執事の館 」と「 #おねだり 」を添え呟きを！

・製菓係／撞木…【夏を感じるサブレと焼き菓子】配送室に届いた箱の、差出人は撞木。すこし早い夏を。
・製菓係／若草…【トリュフクッキー】新物のトリュフクッキー？違いが分かるほど変化ございますか！？
・調達係／九之坪…【黒豆黒糖こし餡】介添係の矢田は「きな粉に似た芳ばしさ」と表現。栗に通じます。
・製菓係／撞木…【時の流れが遅くなるクッキー【肉と胡椒】】お肉と胡椒なら、やはりお酒でしょうか？
・和菓子係／五月…【かりんとう饅頭】夏は、ひんやり、冷たい緑茶とご一緒に。カリッとした食感です。
・パティシエール／東桜…【フランボワーズのムース】ぜひ半冷凍にて、お召し上がりいただきたいです！

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▼会計係の本山（もとやま）は３回目となる「夜会」を予定。次の火曜日夜、３０名がお邪魔いたします。

つぎの火曜日は、３日後のことでございます。この日、朝から夜まで「名古屋の本宅」はいつもどおりの
お仕えをしたあと、午後９時から午後１１時に掛けて、執事の館・実行委員会に関わる職人や業者さんを
誘って「夜会」をします。前からご縁のある方や、初めてお屋敷に入る方に、お屋敷を使わせてください。

１回目と２回目は、多くても８名ほどでしたが、今回は反響が大きくて３０名を超えます。２時間のうち
館内をご覧になる時間も含めて、全てのひとと挨拶を交わすのは難しく、会計係と配送係は事前の質問で、
プロフィール・シートを作りました。この結果、成果についても、水曜日のお便りでご報告をいたします。

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▼調達係の笹島（ささしま）は「白の部屋」に２つの「笹の葉」を納めました。短冊もご用意が整って…。

七夕の願い事は、やはり叶えて差し上げたい。執事の館・実行委員会の調達係、笹島（ささしま）は昨日、
「白の部屋」に「笹の葉」を納めました。お嬢様、旦那様にお使いいただく短冊も、品良いものを手配済み。
お寛ぎの最中に、余裕あれば願い事を綴っていただきましょう。お出掛けのとき、そっと掛けてください。

なお、「笹の葉」は２つございますので、「誰に見られても差し支えない笹」と「自分だけにしたい笹」、
これを使い分けていただければ幸いです。後者は、お出掛けの直後に、家事係の天満（てんま）が預かり、
執事の館・実行委員会に限って共有いたします。このお仕えは、七夕を過ぎる頃まで続けたいと考えます。

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▼調達係の九之坪（くのつぼ）が「飾り」を増やしています。建築係は月末に３階に配線の工事をします。

「名古屋の本宅」は、調達係が海外の職人に量産してもらった木製の「飾り（アップリケ）」に、塗装や
染色して、館内に配置しております。昨年は、部屋のドアや、収納の扉を飾っておりましたが、近ごろは
壁の四隅に模様を入れて、より豪華に。２階ホール、赤の広間、橙の洗面所に、黄色のお手洗いにも施工。

また建築係の春里は、吹き抜けの周囲にある低い囲みの壁に、電源を通すための工事を月内に予定します。
きのう給仕係と相談をして、お嬢様、旦那様が帰宅されない木曜日に職人の時間を確保した、との報告です。
カップボードと本棚の照明が出来上がる見通し。完了いたしましたら改めて、お便りの中でご報告します。

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▼採用係の菊井（きくい）は使用人のプロフィール（一問一答）を精査。広報係が調整、手帳係が実装を。

以前にもご相談を差し上げました、「名古屋の本宅」にいる使用人のプロフィール。過去は履歴書の様な
体裁で「主の手帳」、「仮の手帳」に掲載しておりましたが、今後は「主と使用人の一問一答」の構成に。
すでに矢田、姫宮、八帖、高山、天満、菅原、菊井、鈴鹿から提出が。ほぼ、松原による修正は無しです。

お嬢様、旦那様から尋ねられる、１７の質問。これがいま、Excel のようなスプレッドシートに並んでいて、
手帳係の長筬（ながおさ）はシンプルな関数で HTML と繋いで、ほぼ自動的にコードを生成しております。
次のお便りでは、使用人のプロフィールを更新したというご報告をしますので、もう少しお時間ください。

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いま、何かしらの分野、お立場に専念をなさっているお嬢様、旦那様も、ご幼少の頃、ご別宅や学校などで、
ピアノを始め、鍵盤ハーモニカ、オルガン、エレクトーン、オルガン、クラビノーバ、シンセサイザー等、
白と黒で塗り分けられた楽器に触れる機会があったかと存じます。たとえ弾けなくても、立派な教養です。

中でも、チェンバロやハープシコードに由来するピアノ、正確にはピアノフォルテ（強弱という意味）は、
音色の美しさだけでなく、高音から低音まで、打鍵による表現力の豊かさが、古くから支持されています。
「使用人」と「つまみ食い」と同じくらい、「お屋敷」と「ピアノ」という言葉は相性がよいと存じます。

ただしピアノは、とても重たく、いちど設置したら動かせないとお考えください。音程に影響いたします。
建物の構造上、グランド・ピアノは搬入できかねます。アップライト・ピアノなら可能かもしれませんが、
既に構築している部屋の役割を考えますと、適切なお部屋が思い浮かびません。でも、ピアノは欲しい…。

静岡県浜松市には、素晴らしい楽器をつくる企業さんが幾つかございます。うち１社が、岐阜県で家具を
つくる会社と協業し、特殊なピアノをお作りになっているそうです。ミニ・グランド・ピアノ、そうです、
トイピアノなどと称されます、小さなピアノを「赤の広間」に飾って、ときに奏でられては如何でしょう。

★ KAWAI meets HIDA ミニグランドピアノ … https://toy.kawai.jp/
（上記以外のバリエーション https://toys-onlineshop.kawai.co.jp/shop/c/c10/ もご検討ください。）

株式会社河合楽器製作所さんは、ＫＡＷＡＩの綴りで知られて、名古屋は栄（さかえ）のテレビ塔近くに
店舗と教室を構えられます。あの透明のグランド・ピアノ、スコーン３万個分のプライスだったそうです。
きょう松原と、新瑞橋は事前に問い合わせたうえで、店舗にお邪魔し、現物を拝見、試奏して参りました。

トイピアノは、ピアノ線（針金）をハンマーで叩くのではなく、鉄琴、グロッケンのような造りをします。
先ほどご紹介した、ミニグランドピアノは別格でした。音が柔らかく、美しく、そして、長く続くのです。
Youtube にアップロードされた動画の音でも、その違いは確かめられますので、ぜひご試聴くださいませ。

お嬢様、旦那様、ピアノを置きませんか。「名古屋の本宅」に、蓋のひらく、木目のピアノを置きませんか。
飛騨家具さんが関わられた、特注のミニ・グランド・ピアノ。赤の広間にも映えますし、試し弾きもぜひ。
お仕えの最中、使用人がお借りして、奏でる場面も想像します。例えば、ドッドレードーで始まるあの曲。

なにかと支出の伴うご相談ばかりで、恐れ入ります。「名古屋の本宅」そして「お住まいのご別宅」には
影響のないよう努めてまいりますので、お許しください。お嬢様、旦那様と、ピアノのお話をいたしました。
さて、お休みの前にサティの「ジムノペティ第１番」でも弾きましょう。あまり上手ではないですけれど。

紅（くれない）に染まった、この部屋で、腹空かす主（あるじ）は、もういない。燻桃のキッチン、にて。

執事の館・実行委員会
広報係／松原（まつばら）
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私たち執事の館・実行委員会は、おおむね水曜日と、土曜日の夜、お嬢様、旦那様にご報告を差し上げます。
もし広報係のお仕えにご満足をいただけて、お気持ちに余裕があれば、下記の「労い」をご検討ください。

・きょうの電書鳩を優しく撫でる。（労いのお気持ちのみ）［ https://tinyurl.com/23kuojau ］
・きょうの電書鳩にお水をあげる。（スコーン１個ぶんの労い）［ https://tinyurl.com/2cmaynoc ］
・きょうの電書鳩にご飯をあげる。（スコーン３個ぶんの労い）［ https://tinyurl.com/2ylpd8t7 ］

2023年の５月に「名古屋の本宅」を叶え、お嬢様、旦那様のお帰りをお待ちしております。ご予告は月１度。
これまでの経緯は、お便りの「バックナンバー」ほか、１２年の「沿革」もお役に立てば幸いであります。
https://www.butlers-house.net/history

もし「主の目録」を所有なさると、とくべつなお便りのほか、ご予告、お申し付けの先回りが実現します。
★主の目録 … https://tinyurl.com/bhmkrk

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★手帳の破棄　… https://www.butlers-house.net/mypage/secession