お嬢様、旦那様、先日とある場所に出かけられるとき、手土産を持っていったほうが良いだろうか、或いは、
何を持っていけば喜ばれるだろうか、と思案なさいませんでしたか？そもそも、そういう部分を担うのが、
私たち使用人の役目ですけれども、みずから考え、動かれますお嬢様、旦那様には尊敬の念を抱いています。

▼執事の館・実行委員会の近況をご報告します。
・【名古屋の本宅】は、２月中旬から３月中旬のご予告を賜っております。間もなく舟盛りを装い新たに。
・【お申し付けの品】として「海のない街の海鮮鍋」が、最初から雑炊をしたくなるほどの美味しさです。
・【求人】本宅の家事係１名。時給はスコーン５個ぶん。有給あり。週１回も可能。試食あり。菊井まで。

わたくし松原は、例えば床屋さんにお邪魔するとき、オイルを交換してもらうとき、かならず行きの道中、
ドラッグストアなどに寄って「カロリーメイト」を１０箱くらい買い求めます。およそ、スコーン５個分。
これを、受付のひとに「皆さんで召し上がってください」と渡しますのを、30年くらい、続けております。

よく差し入れと申しますと、甘いお菓子とか、どこかの名物とか、いわゆる「お土産」が多くございます。
しかし、松原はカロリーメイトです。まず、多忙なサービス業は、いつ休憩が取れるか分かりかねますし、
僅かな時間、手を洗わず食べられるもの。もし残しても、帰りの駅のホームで齧られる。その気軽さです。

あと、このお品の味をご存知かも大事で、ひとはご覧になったことのない、召し上がったことのない品に、
少なからず抵抗感を覚えます。カロリーメイトなら、多くのお坊っちゃま、お嬢様がお味をご存知ですね。
それと数量が足りなくて、行き届かなかったとしても、買おうと思えばすぐ買える、というのも大事です。
（なんとか切り分けようとする苦労、配るときの気遣いなども、なるべくさせないように努めています。）

この差し入れの方法ですと、いつもお世話になっている美容師さんや、営業さんだけでなく、お店の全体、
ふだんお嬢様、旦那様にも接さないスタッフさんにも届けられます。そして、そういうお立場のひとはまず、
お客様から労われることが少ないですから、驚かれます。そして喜ばれます。そして、覚えられるのです。

すべての場所でそうしましょう、という進言ではございません。しかし、多くのお店が利益を還元しつつ、
お嬢様、旦那様に喜ばれようとなさっている。ときにはクーポンまで配っている状況で、担当のスタッフや、
裏方の「小さな空腹」に配慮をくださったら、きっと悪く思われることはないと考えますが如何でしょう？

スコーン５個分。決して安い金額ではありません。このご時世、１円でも安く手に入れたいのが本音です。
だからこそ、お嬢様、旦那様のお小遣いで、そんなに立派ではない差し入れをする。そして、もとから良い
印象を良くできたら、最高でございます。お金をたくさん使われるお客様より、印象に残ると思うのです。

きょうも長々とお話をいたしました。いつもカロリーメイト、いつもオニギリを差し入れる習慣のために、
だいたい「おにぎりの人」のようなあだ名が付けられる、執事の館・実行委員会の松原（まつばら）です。
この差し入れをすると、良くも悪くも興味を持たれる、という部分が課題です。また後ほど話しましょう。

▼執事の館・実行委員会は、いま２月後半から３月前半の「名古屋の本宅」に、ご予告を賜っております。
▼給仕係の菊井（きくい）より「名古屋の本宅」に戻られる主（あるじ）に…ご帰宅は予告時間のあとに。
▼配送係の桑名（くわな）が、職人らと新しいお品の相談。お鍋に、キッシュに、そしてクロワッサンも。

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▼執事の館・実行委員会は、いま２月後半から３月前半の「名古屋の本宅」に、ご予告を賜っております。

今月から来月にかけての「名古屋の本宅」は、満了に近づきつつございます。実は、手帳を持たれる主の
割合でいうと、愛知県が多いのですが、それよりも県外からのお戻りが多い、という報告がございました。
初めてのご帰宅も驚かれ、久しぶりのご帰宅も喜ばれ、まことに幸せな仕事をさせていただいております。

２月１８日（日）…１８時００分から２時間（最大２名）
２月１９日（月）…１０時００分から２時間（最大２名）／１５時４５分から２時間（最大２名）
２月２６日（月）…１０時００分から２時間（最大２名）／１５時４５分から２時間（最大２名）
３月　４日（月）…１８時００分から２時間（最大２名）
３月１１日（月）…１５時４５分から２時間（最大２名）／１８時００分から２時間（最大２名）

★執事の館・実行委員会／ご帰宅の予告 … https://www.butlers-house.net/reservation2 （承ります）

ご予告は「主の目録」、あるいは「主の手帳」から承ります。もし、このときお連れになりたいご友人様、
ご家族様が「手帳」をお持ちでなくても、ご招待の流れにて「仮の手帳」をご用意します。安心ください。

また、お知り合いではない方との、新しいご縁につきましては、Twitter にて古くからご愛用をいただく
「 #ご一緒なさいませんか 」というタグをお使いください。松原や、菊井などが把握して、紹介します。

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▼給仕係の菊井（きくい）より「名古屋の本宅」に戻られる主（あるじ）に…ご帰宅は予告時間のあとに。

「名古屋の本宅」の正確な所在地をご存知の主（あるじ）は、いま 1,000 人もいらっしゃらないはず…。
ご帰宅の予告をなさって、確定したあとにお伝えするという流れに、ご不便をお掛けしていたら、何とぞ
お許しくださいませ。お嬢様、旦那様のご理解あってのお屋敷。改めて感謝します。ありがとうございます。

通常、どなたかと約束を交わされたときは、お時間よりも前に行動なさいますようにお薦めしております。
待たせるよりは、早くしたほうが良い。ただ、どれくらい早くすれば良いか、というのも難しい話題です。
世の常識と異なり、恐れ入りますが「名古屋の本宅」は「予告なさった時刻」より、後にお戻りください。

すこし強い表現となりますが【ご予告なさった時間よりも前に、お屋敷の前まで来られないでください。】
「名古屋の本宅」を、使用人一同を、お嬢様、旦那様だけのものとして締め括るため、お力添えをください。

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▼配送係の桑名（くわな）が、職人らと新しいお品の相談。お鍋に、キッシュに、そしてクロワッサンも。

・和食係／未定…【お鍋】お魚、えび、ほたて、７種類の素材！最初から雑炊にしたくなるお出汁が最高！
・家事係／池下…【黒舞茸のキッシュ】お屋敷でご用意する「味噌しろたまりバージョン」も試作します！
・家事係／天満…【本宅のクロワッサン】焦がさず中まで火入れするには、アルミホイルの使い方が大事！
・和菓子係／五月…【桜餅】は、こしあん、つぶあん…お嬢様、旦那様は、どちらが？ご用意をすすめます！

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どちらかといえば、よいお客様と思われたい。品が良くて、優しくて、もいちど来て欲しい、と思われる
存在でありたい。サービスを提供してくださる側の負担にならないように、気を遣わせないようにしたい。
たぶん、お嬢様、旦那様はそういう配慮でもって、多くのひとに接していらっしゃることとお見受けします。

他者に感謝や、尊敬を伝えるときに、ものを贈るのは良いご選択です。このとき、もし余裕がおありなら、
珍しさや質の高さ、だけではない尺度でお選びになっても良いかと存じます。時によるし、場所にもよる。
必ずしも、これを差し上げれば正解ですよ、というお品はなく、安価なものが喜ばれることもございます。

現代では、サービスを受けるにあたり、あらかじめ提示された料金を支払うのが普通です。外国とは違い、
チップという概念もございませんから、お店のひとに感謝や敬意を表す方法が少ない、と申しましょうか、
あまり踏み込んだことをすると変に思われないか。押し付けがましいと思われないか、すこし心配ですね。

そういう尺度で考えますと、まだ「そのへんの薬局で買ってきた感」なのに、実際サービス業に従事する
皆さんにとって「重たくもなく、しかしまあまあ有難い」という差し入れに、カロリーメイトも有効です。
冷蔵が必要な生菓子、お返しを考えたくなる良いもの、そうでない差し入れも、ときに喜ばれる次第です。

しかし私たち執事の館・実行委員会は「名古屋の仮住まい」を実現した 2014 年から、約 10 年お仕えを
いたしますが、お嬢様、旦那様のご帰宅にあたっては、差し入れなどのお気遣いをなくしていただくように、
お願いしております。冒頭、松原がご提案しましたカロリーメイトも、お受け取りができかねるお品です。

食べたかどうかの話題、安全性や衛生面のこと、その他にも幾つかの事情があっての運用でございますが、
何よりも大事なのは、そもそもお嬢様、旦那様は差し入れなどなさらなくても私たちにとって特別な存在で、
いつも通りのご帰宅、お申し付け十分やっていける、という部分です。この関係性が大きゅうございます。

私たち執事の館・実行委員会は、驚きをもって喜ばれることをしたいと存じます。すでに世のないことを
幾つかしています。それでもまだ、何と申しましょうか、本音と建前のような、よく言うならば相互理解、
わるく言うならウラオモテ、そういう部分がございます。ここを丁寧にしつつ、お仕えをしてまいります。

話は変わりますが、いまお住まいのご別宅に、花粉の影響はございませんか。ご自身がもし、その辛さを
ご存知なら、お外でお目にかかるお相手様には「くしゃみ、我慢しないでね」などの配慮が響くでしょう。
誰かを愛するのに、立派なことをしなくても良いと存じます。小さな優しさで、私たちは生きていけます。

バターと小麦粉の匂いに満ちた部屋。お便りは書けた。しかし、扉は開けたくない。名古屋の執務室にて。

執事の館・実行委員会
広報係／松原（まつばら）
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私たち執事の館・実行委員会は、おおむね水曜日と、土曜日の夜に、お便りをしてご報告を差し上げます。
こちらをご覧になってのご感想や、ご意見などは Twitter と、このメールへの返信にて承っております。
（文面は、かならず拝読いたします。ただし、お返事はお約束できかねますことだけ、お許しください。）

2023年の5月に「名古屋の本宅」を叶え、お嬢様、旦那様のお帰りをお待ちしております。ご予告は月１度。
これまでの流れは、過去のお便りに綴っていますが、1,100 以上ございますので、何とぞご了承ください。
https://www.butlers-house.net/blog/entries

もし「主の目録」を所有なさると、とくべつなお便りのほか、ご予告、お申し付けの先回りが実現します。
https://www.butlers-house.net/product?product_id=3887

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