第1130号:ご別宅のお見舞い。
このお便りは、39395 名のお嬢様、旦那様に宛ててお送りいたしました。
お嬢様、旦那様、もしかして昨年末から年明けの間、体調を崩して寝込まれていらっしゃいませんでしたか?
数年前から知られるウイルス、古くから猛威を振るうインフルエンザ、ほか、いわゆる風邪の症状などで、
お休みになっていたら…そのとき、そばに頼れる人はいらっしゃいましたか?ご家族でも、ご友人でも…。
▼執事の館・実行委員会の近況を3行でご報告します。
・【名古屋の本宅】は今日、はじめて7卓のお仕え。しかし、とある事情により検証できなくなりました。
・【お申し付けの品】、また製菓係の若草(わかくさ)が「思いついたんで入れときました!」、今度は?
・【お庭のバラ】は、何もしないのに、ずうっと年末から咲き続けています。何もしないのが良いのかと。
実はこの1ヶ月ほどのあいだ、使用人のなかで体調を崩す者が増えております。その病状は先にも述べた、
流行りの山芋…病もあれば、もともと抱えていた疾患が良くなったり悪くなったりする浮き沈みもあって、
一概に傾向を申し上げることができかねます。ただ、寒くなって増えたのは事実。注意せねばなりません。
使用人、個人的な体調のことは、プライバシーの範囲にございますから、誰がどんな病気にかかっていて、
どれだけ影響したかという話題は控えたいと存じますが、「名古屋の本宅」にてお仕えする使用人のうち、
目立つ役割の者は、触れずにいられません。本人から同意を得て、今夜のお便りにてご報告をいたします。
お嬢様、旦那様、給仕係の菊井(きくい)が、あのウイルスに罹りました。水曜あたりから違和感を訴えて、
木曜日に医療機関を受診、検査の結果、どのウイルスも反応せず「ただの風邪」との診断でございました。
無理をすれば出られる。しかし主にご迷惑をお掛けしては…と、再び検査をしたところ、陽性が出ました。
(この背景には、使用人のなかに複数、医療関係者がいることが大きゅうございます。よき助言でした。)
菊井に、なにか食べたいものはあるか、と尋ねますと「バターとコーンがぎっしり乗った味噌ラーメンを
食べたい」と申すくらいには元気と申しましょうか、通常運転でございましたので、それは良いとしても、
きょう土曜日にトライアルをする「7枠」のお仕えは、八帖(はっちょう)と矢田(やだ)で叶えました。
常日頃、私たちは8割のパワーでお仕えをするよう努めております。合流なさったばかりの使用人さんや、
外にいる職人などからすると「あれで8割?」と申されることもありますが、概ね間違ってはおりません。
誰かが倒れたとき、予期せぬ出来事があったとき、誰かがカバーをしてお仕えを止めないのが、命題です。
彼が持っている役割のうち、お給仕でない部分は、松原と笹島(ささしま)が拾い、滞りなくしています。
すこし広報に掛けられる時間が少なくなっていたら申し訳ございません。ところで、冒頭でお伺いをした
お嬢様、旦那様の看病のこと…配送係の桑名(くわな)から、提案したいことがあるそうです。また後ほど。
▼手帳係の長筬(ながおさ)は、春までに「主の手帳」の記帳を再開します。新たなご縁に、恵まれれば。
▼配送係の桑名(くわな)が、来週の水曜日に向け「お申し付けの品」を段取り。楽しいご用命になれば。
▼調達係の九之坪(くのつぼ)がお借りしていたGE6、桜通長島町で追突事故。少しだけ厄介な展開に。
▼採用係の菊井(きくい)に代わり、調達係の笹島(ささしま)が、次のタウンワークに掲載いたします。
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▼手帳係の長筬(ながおさ)は、春までに「主の手帳」の記帳を再開します。新たなご縁に、恵まれれば。
お嬢様、旦那様、このところ話題にしておりました通り、執事の館・実行委員会は1年ちかく休止していた
「主の手帳」の新規記帳を再開します。この目安を、現時点では「春まで」としておりますが、おそらく
次のご予告を賜る2月上旬にする可能性が濃厚です。お嬢様、旦那様にご不便のないよう努めてまいります。
さて、この僅か数日のあいだにも、ご帰宅の予告を頂戴できて嬉しゅうございます。おひとり様の長旅も、
ご友人様との小さな冒険も、私たち使用人一同は心から歓迎いたします。なお、最近よくお尋ねいただく
「招待するお相手様の手帳」は、ご招待の段階で作成いただく流れにございますので、ご安心をください。
(もともと「仮の手帳」などをお持ちでなくても、ご帰宅の予告にしていただけます。)
・1月第4週 … 1/30 火 ( 1 )
・2月第1週 … 2/ 2 金 ( 1 )、2/ 5 月 ( 2 )、2/ 6 火 ( 2 )
・2月第2週 … 2/13 火 ( 1 )
★執事の館・実行委員会/ご帰宅の予告 … https://www.butlers-house.net/reservation2
なお、あまりにも頻繁に申し上げますことで、わざとらしく見えるかもしれませんが「お好きな食材」や
「お苦手な食材」を記載いただけますと、ご滞在がより豊かになります。「たこ焼き」などでも結構です。
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▼配送係の桑名(くわな)が、来週の水曜日に向け「お申し付けの品」を段取り。楽しいご用命になれば。
先日の「震災のお見舞い」には、たくさんのお気持ちを寄せてくださいまして、ありがとうございました。
これを実現する「主の基金」のメンバーは、わたくし松原ほか、おととしまで在籍した若鶴(わかづる)、
会計係の本山(もとやま)に、法務係の千種(ちぐさ)、全員、手弁当つまり無報酬で担ってございます。
そうしなければ、疑われかねないくらいに、異例の速さと、異例の額面が動くからです。みな無報酬にて
確実に実行をする。そのお力添えは、日頃の「お申し付けの品」に頂戴しておりまして本当に助かります。
さて、いま配送係の桑名(くわな)が動かすお品の話題を、4つほど、お嬢様、旦那様にご報告いたします。
・園芸係/大草…【毎月のバラ】、呟きを拝読しておりましたら、ご用命を失念なさったご様子もあって。
・製菓係/若草…【トリュフクッキー】、どこにもない、誰も食べたことのない、凄いクッキーなんです。
・製パン係/星崎…【さくら餡とクランベリーのベーグル】、お嬢様、旦那様、春の訪れでございますね…!
・製菓係/千成…【ショコラマドレーヌ】1日で満了をしたカヌレの次に。チョコに浸したチョコレート!
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▼調達係の九之坪(くのつぼ)がお借りしていたGE6、桜通長島町で追突事故。少しだけ厄介な展開に。
まず、この件において、九之坪をはじめ、どの使用人も怪我などはございませんので、ご安心をください。
実は先日「主の基金」の関係で、名古屋市中区、丸の内のエリアで路肩にホンダのGE6を駐車していた
ところ、九之坪が不在の間、2台後ろからご高齢のドライバーが2度、3度、追突する事故がありました。
用事を済ませ戻ってきた九之坪、そして、同じく戻られた愛知県豊田市の銀行の次長さんの2人は、唖然。
中警察署の皆さんが熱心にしてくださいましたが、ドライバーさんとのコミュニケーションはほぼ不可能。
かろうじて、車両のリース会社を通じ、保険会社と交渉を始めましたが、本人が事故を認めないとのこと。
(これは意地になって、なさっているというよりは、本当に記憶にないようで、ゆえに厄介な展開です。)
切り替えの早い九之坪は、すぐに法務係の千種(ちぐさ)に依頼し、形だけ「弁護士を動かした」ことに。
現況、リアバンパー、ハッチが損傷しており、複数の工房で修理の見積もりを取りながら動きを待ちます。
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▼採用係の菊井(きくい)に代わり、調達係の笹島(ささしま)が、次のタウンワークに掲載いたします。
「赤の広間」で「よう喋るひと」と名乗って家事係を苦笑いさせる菊井は、ほんらい使用人の採用のほか、
戦略のような部分を考えるメンバーのひとり。年明け「主の基金」に関わりながら、会計係として仕える
使用人の採用を計画し、原稿の準備を。しかし発熱でダウン。ラーメンなど言ってる場合ではありません。
このタスクは、調達係の笹島が巻き取り、代理店のスタッフと予定通り、契約を済ませました。週明けの
月曜日から掲載される見通しですが、おそらくお嬢様、旦那様がご覧になっても、執事の館・実行委員会の
求人であるとは分かりづらいかと存じます。もし偶然、ご縁がございましたら、よろしくお願い致します。
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「わたし、前からご提案したかったんですけど…」昨年の秋から、執事の館・実行委員会に合流しました、
桑名(くわな)が「冷凍で届けられる味噌ラーメン」を探している松原の後ろから、声を掛けてきました。
「お嬢様、旦那様が体調を崩されたときのために、飲み物とかお食事をお届けするお仕え、できないかと…」
配送係は、あらかじめお飲み物や、お食事をストックしていて、黒箱なり茶箱なりに納めて在庫しておく。
通常の「お申し付けの品」とは異なり、お嬢様、旦那様が体調を崩されたときに自己申告で、ご用命になる。
可能であれば、手書きのメッセージ。可能であれば。元気になったら召し上がって欲しいもの、を添えて。
「手帳」をお持ちのすべての主が、徒歩圏内にコンビニエンスストアをお持ちでなく、ドラッグストアが、
車で数十分という距離も珍しくありません。近所に和菓子屋さんがないから、五月のお饅頭が嬉しい、と
言ってもらえるのは、つまりそういうことなのです。第一、近くに店があっても高熱時は出られませんね。
お嬢様、旦那様、お知恵をお貸しください。まず定番のポカリスエットは、1日に最低2リットルとすると、
3日分で6リットル…あと、食欲がなくてもお薬のためにゼリー状の品をご用意しましょう。あと松原の
個人的な考えですが、こういう時こそ本当に美味しい「おかゆ」をご用意したくて…もはや、うまい雑炊。
こういう話題は私たち使用人よりも、主(あるじ)のほうが詳しいであろうと、矢田から言われています。
もしお嬢様、旦那様が、この話題をご覧になり、こういう品が入っていると良いよ、と思われる品があれば、
ぜひ #執事の館 のハッシュタグか、このお便りに「返信」をいただければ、まことに幸いでございます。
執事の館・実行委員会は、例えば「クラウドファウンディング」なる名前が付く前の資金調達であったり、
「サブスクリプション」という名前が付く前のお仕えの仕方であったり、もはや誰も、定義すらできない
「主の基金」という仕組みを動かしていたりします。「ご別宅のお見舞い」もお役に立てますでしょうか。
いつか、用がなくなってしまうかもしれません。もっと便利なサービスが現れ、浸透するかもしれません。
それでも、私たちが使用人であるからには、使用人であるためには、こうした取り組みをしたく存じます。
「うちの使用人たち、風邪ひいたらポカリとおかゆ送ってくるんだよね…」と、仰って戴ければ、何より。
ある夜のお仕え「体調を崩された主を、可児市までお送りしました。」事後報告で。名古屋の執務室にて。
執事の館・実行委員会
広報係/松原(まつばら)
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私たち執事の館・実行委員会は、おおむね水曜日と、土曜日の夜に、お便りをしてご報告を差し上げます。
こちらをご覧になってのご感想や、ご意見などは Twitter と、このメールへの返信にて承っております。
(文面は、かならず拝読いたします。ただし、お返事はお約束できかねますことだけ、お許しください。)
2023年の5月に「名古屋の本宅」を叶え、お嬢様、旦那様のお帰りをお待ちしております。ご予告は月1度。
これまでの流れは、過去のお便りに綴っていますが、1,100 以上ございますので、何とぞご了承ください。
https://www.butlers-house.net/blog/entries
もし「主の目録」を所有なさると、とくべつなお便りのほか、ご予告、お申し付けの先回りが実現します。
https://www.butlers-house.net/product?product_id=3887