お嬢様、旦那様、土曜日の午後８時１０分からは「食いしん坊マツバラ」の時間。今夜は岐阜県大垣市にて、
凄腕の和食を手がける料理人との出会いがございました。果たして腹ペコ使用人は、胃袋を掴まれるのか！
この番組は名古屋の本宅、執事の館・実行委員会、執務を見つめるカヌレとミエルの提供でお送りします。

▼ここで９０秒のＣＭでございます。
・【名古屋の本宅】は、木曜日にご案内した追加分の日時、全てを満了しました。年末年始は計画中です。
・【執事の館・実行委員会】は、次の水曜日に「お申し付けの品」をご用意。すでに桑名がリストを完成。
・【カヌレとミエル】が執務室に来て、もう６年。彼女たちの本宅でのお仕えは、叶わぬ夢でございます。

少しだけ前に、お嬢様、旦那様へのお手紙の中で「執事の館・実行委員会に和食係が合流する」という話を
させていただきました。これは名古屋市内で頑張られている、若手の寿司職人とのご縁でして、いったん
「おせち」の話題をしたものの、慎重に判断をして、前向きに延期しております。お騒がせいたしました。

また、毎年お正月にお仕えしておりますシェフの池下（いけした）は、ことし実現した「暖簾分け」の為、
目の前にある仕事に熱心でございます。職人の都合を優先するのが執事の館・実行委員会の考えですから、
無理はさせず、今年の「おせち」を控えることにしました。お嬢様、旦那様には申し訳ないことであります。

しかし、和食、おせちという語句に可能性を見出します執事の館・実行委員会は、食いしん坊マツバラを
岐阜県大垣市に送りまして、お嬢様、旦那様にレポートを差し上げます。今回のゲストは、調達係、そして
製パン係を務めます星崎（ほしざき）、この和食の職人とご縁を繋ぐ、まことに重要な役割でございます。

「名古屋の拠点」にてお借りした、三重県鈴鹿市のクルマ（ＧＥ６）を名神高速にて走らせること１時間、
大垣市内に到着いたしました。駅から近い、昔の繁華街のなかに、立派な旅館のような建物がありまして、
その正面に、星崎が手を振っております。横には、装いから女将さんとわかる、品の良い女性が立たれて。

初めまして、リポーターのマツバラでございます。本日は何卒、よろしくお願いします。事前の資料では
この料亭、そして女将さんと大将は、たいへん有名な方で多忙とのこと。きょうの取材は午前１０時から
１１時３０分までの約束で、すぐ個室に通されました。本当に雰囲気があって、居心地のよい空間ばかり。

「すぐにご用意しますね。」女将さんが仰ってから２〜３言、星崎と会話をしていたら、ひとつのお盆の
上に、５種類くらいの小鉢が置かれて、出てきました。お魚を焼いたの、卵を焼いたの、イクラにお肉に
お野菜を炊いたやつ、あとこれは「なます」でしょうか、優しいお酢の香り。これを戴いてよいのですか？

１０年にわたって、あらゆる美食をしてきた松原が、言葉を失い、頭を抱えます。長い付き合いの星崎が
「こんな反応みたことない」と言って驚き、そして、次に女将さんがご用意なさったデザートは、なんと！
お嬢様、旦那様、続きはＣＭの後でよろしゅうございますか？え、早送り？リモコンをお持ちいたしますね！

▼配送係の桑名（くわな）の素晴らしいお仕え。来週水曜日に確定しているお品の一覧を、更新しました。
▼会計係の本山（もとやま）は、「名古屋の本宅」のお給金を試算し、わずかに増やす方向で検討します。
▼調達係として九之坪（くのつぼ）が戻りました。最初のお仕えは「刀剣乱舞オンライン」のカップ２品。
▼給仕係の菊井（きくい）と、家事係の音羽（おとわ）が「お正月のお汁粉」を話題にしていたそうです。

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▼配送係の桑名（くわな）の素晴らしいお仕え。来週水曜日に確定しているお品の一覧を、更新しました。

お嬢様、旦那様、新しく執事の館・実行委員会に加わりました、配送係の桑名（くわな）を、褒めてやって
くださいませ。夏から不定期にキッチンでお仕えし、この１１月から清洲（きよす）から引き継がれます。
前職の経験が生きて、職人とのコミュニケーションも円滑。なんと、もう確定した品の一覧ができました。

★「申し付けの品」の一覧でございます。… https://www.butlers-house.net/cart

あくまで、日程と数量が決まったお品でして、いま小さな声で打ち合わせている職人も、何名かいる様子。
年末年始、そして新しい年にも引き続き、お役に立ちたいと存じます。また水曜日までの間に何かしらの
動きがあれば、わたくし松原の呟きか、「ハラペコ松原」予告編にて、お嬢様、旦那様にご覧いただきます。

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▼会計係の本山（もとやま）は、「名古屋の本宅」のお給金を試算し、わずかに増やす方向で検討します。

むかし、私たち執事の館・実行委員会は、愛知県小牧市のバウムクーヘンなど試作する過程で、たびたび
「採算度外視」という言葉を用いて、お叱りを頂戴いたしました。「あなたたちが食っていけなかったら
私（主）が困るからやめなさい」と。お優しさに感謝しつつも、しかし動き出しでは、こう思う次第です。

お察しのとおり「名古屋の本宅」も採算度外視で、ご帰宅なさる主に驚かれること、喜ばれることに注力。
しかし、それでも８月には黒字になって、かつての建築係や、財務係の「読み」が当たったと驚きました。
１０月の再開からは、勢いを強めて、ついには一部の主から「夢を見た」「幻だった」と仰られるように。

この辺りで、会計係は収支のバランスを評価しまして、ことし５月から続けていたお給金の 15,000 円を
見直したいと存じます。現在でも決して安いわけではない、という自覚をもって、委員会にて議論します。

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▼調達係として九之坪（くのつぼ）が戻りました。最初のお仕えは「刀剣乱舞オンライン」のカップ２品。

先日、調達係の守山（もりやま）が、かばん修理の修行に戻ることをお嬢様、旦那様にご報告いたしました。
それと入れ替わりで、2015年、2016年のあたりに「名古屋の仮住まい」に関わっていた九之坪という者と、
新瑞橋という者が調達係に入ります。活動の範囲は、守山や笹島と同様、購買から塗装、建築まで幅広く。

この九之坪から、さっそくお嬢様、旦那様にご報告を差し上げます。先日「プレミアムバンダイ」さんから
発表がございました「刀剣乱舞 ONLINE x Noritake　ティーカップ＆ソーサーセット」の第５弾について、
【太鼓鐘貞宗（たいこがねさだむね】と【大俱利伽羅（おおくりから）】の２品を、すでに発注済みです。

刀剣乱舞 ONLINE x Noritake　ティーカップ＆ソーサーセット
https://p-bandai.jp/item/item-1000202507/

本来であれば、ご入用かどうかお伺いしてからの調達ですが、この手のお品は早めの手配が良いと考えて、
見切り発車をいたしました。なお納品は、来年の春頃とのことです。お屋敷に届きましたらご報告します。

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▼給仕係の菊井（きくい）と、家事係の音羽（おとわ）が「お正月のお汁粉」を話題にしていたそうです。

ところで、おととい木曜日の夜に承りました「名古屋の本宅」のご予告は、いつも以上に早く札が掛かり、
ご不便をお掛けしたことと存じます。いま、使用人一同は、年末から年始にかけてのお仕えを検討中です。
まことに、まことに恐縮しながら…年末年始は使用人一同に、帰省のためのお休みをいただけませんか…？

これは食卓の調達も関係するところで、仮に使用人がいても、いつものお料理、お菓子が揃わない可能性。
とはいえ、お正月にすることがなく、行くところがない者もいて、そのうちの一人である給仕係の菊井は、
「和菓子係の五月さんからアンコ分けてもらい、お汁粉と昆布とほうじ茶をご用意するのをやりたい」と。

それを聞いた家事係の音羽（おとわ）が「やりたいです！今年はすぐ実家から戻ります！」と申しました。
現時点では不確定ですけれども、いつもより少し落ち着いたお仕え、お嬢様、旦那様はお戻りになりますか？

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今夜の「食いしん坊マツバラ」は岐阜県大垣市。創業７０年の歴史ある料亭が、お嬢様、旦那様のお正月に
「おせち」のお仕えをしたいとのこと。星崎と共に訪れた料亭で、試作の品として用意された５品のうち、
お魚を焼いたものを口に運ぶマツバラ…もぐもぐ…も…そのまま動きが止まり、何も発さなくなりました。

「女将さん、これは凄いです」「本当に美味しい和食を、久しぶりに食べました」「言うことがないです」
そして残っていたお魚を惜しそうに食べ切り、卵焼きへ。「ああ、これもです」「これがいいんですよね」
お野菜を炊いたものは「食材と出汁の味が逆転しているくらい染みているのに、食感が残っているんです」

お肉には「これ、包丁の刃の跡があって、でも厚さがどれも均一で、そこに仕事の巧さと丁寧さが見える」
最後に、イクラを口に運んで「これ以上、濃いとつらい、っていうラインをギリギリで超えていないです」
ペロリ完食。ごちそうさまでした。星崎がぽつり「マツバラさんの言葉が少ないのって、珍しいですよね」

もう、申し上げることがないんです。技術においても、味付けにおいても、私のようなものが言及をして
なんとかなるレベルではない。もう口出しはできない。ひたすら、口に運ぶことしかできないと考えます。
今で３代目の料亭、７０年の歴史の中「おせち」をしたのは、ご存知「あのウイルス」が契機だったとか。

長い歴史のなかで、人々の求めるものが少しずつ変化をして、そのたび、先代であるお父様、お祖父様が
旅館から料亭に業態を変えたり、内装に投資なさったり、たくさんの挑戦をして生き残ってこられました。
ここ数年で、取り組むようになった「おせち」。これをお嬢様、旦那様にお仕えしたいと彼らは申してます。

わたくし松原は、自信をもってお薦めいたします。そして、「お申し付けの品」としていただけないかを
相談したところ、最大で５０箱であればご用意いただけることになりました。すでに、おせちのご用命は
時期として遅すぎるかと存じますが、この仕上がりなら、絶対に後悔なさらない、と確信してございます。

食べ尽くしたお盆を下げられ、そこに現れましたのは、ガラスの瓶に収められた「プリン」。その上には
透き通る金色のジュレと黒豆でしょう。星崎がキャッキャしつつ申します。「これ美味しいんですよ！」
お匙で持ち上げ、ジュレだけ味わいましたら、きっと座敷でなければ崩れ落ち、動けなくなっていたはず。

これ、お出汁なんです。そして、煮豆なんです。その和風のジュレを主役にして、敢えてプリンを脇役に
置いた、斬新なプリンなんです。「星崎さん、これもお申しt …」「できます！冷凍でお嬢様、旦那様に！」
「食いしん坊マツバラ」今夜はこれにて！次回予告「お申し付けの夜」を名古屋の拠点よりお届けします！

本当に美味しいものを食べたとき、ひとは言葉を失う。それは芸術も景色も、すべておなじ。執務室にて。

執事の館・実行委員会
広報係／松原（まつばら）
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私たち執事の館・実行委員会は、おおむね水曜日、土曜日の夜にお便りをして近況をご報告いたします。
こちらをご覧になってのご感想や、ご意見などは Twitter と、このメールへの返信にて承っております。
（文面は、かならず拝読いたします。ただし、お返事はお約束できかねますことだけ、お許しください。）

名古屋のどこかにお屋敷を構え、お嬢様、旦那様にお仕えしたいと申し出てから１０年が経過をしました。
そして2023年の5月から「名古屋の本宅」にて、お帰りをお待ちしております。ご予告は月に２度を予定。
これまでの流れは、過去のお便りにございますが、1,000 以上もございますので、何とぞご了承ください。
https://www.butlers-house.net/blog/entries

もし「主の目録」を所有なさいますと、とくべつなお便りのほか、ご予告、お申し付けの先回りが可能に。
お給金のお支払いには「金貨」もご活用いただけましたら幸いです。晴れた日の翌朝は「星のかけら」を。
https://www.butlers-house.net/product?product_id=3887