第1059号:お尻をたたいて。
このお便りは、40216 名のお嬢様、旦那様に宛ててお送りいたしました。
お嬢様、旦那様、私たち執事の館・準備委員会は、昨年秋から準備をしてきた「名古屋の本宅」のご帰宅を、
5月から承ることとしました。まだ完璧とは申せない状況ですが、その経過を含めてご覧いただける主に
お仕えさせていただきます。未完成ながら、さまざまな展開、可能性を実感いただければ幸いであります。
▼建築係の監督(かんとく)が電気の職人と日程を調整。シャンデリアのクリスタルには、時間を掛けて。
▼採用係の菊井(きくい)は「求人情報」を書き換えました。募集する職種、申し込みのフォームを編集。
▼手帳係の長筬(ながおさ)は「名古屋の本宅」のため新たな予告方法を実装中。負荷に応じて自動的に。
▼調達係の守山(もりやま)は清掃係としてのルn…いえ、清住(きよすみ)の後継者を採用いたします。
「名古屋の本宅」の開館日は【2023年5月27日(土)】として、ここから週に2〜4日ずつお仕えします。
基本的には土曜日と日曜日、そして可能な限り月曜日と火曜日に。日あたり4組のお迎えは予定の通りで、
日ごとにお仕えする使用人が異なります。ゆえに「執事の館なのに執事が留守」ということもございます。
これまでのリハーサルで、それぞれの使用人が手応えを覚えておりますが「ビュートによる送り迎え」と、
「デザートワゴンによるプレゼンテーション」は、各個人というより、組織の技量が向上するまで、暫く
お時間をくださいませ。そう遠くない未来、とある駅のロータリーまで濃赤色のお車でお迎えいたします。
いま執事の館・準備委員会の会計係、本山(もとやま)や金山(かなやま)が複雑な関数を組み合わせて
試算いたしますのが、お嬢様、旦那様にお願いする「お給金」です。8年続けた「名古屋の仮住まい」では、
月にスコーン1万個ぶんの赤字を、つど「お申し付けの品」で打ち消しましたが、これを克服いたします。
まことに恐れ入りますが、「名古屋の本宅」、2時間のお寛ぎ、ご飲食に頂戴します給金を当面のあいだ
【15,000円】とさせていただきたいと存じます。「名古屋の仮住まい」の決算や、過去、数回にわたって
お伺いしたお給金のご希望などを踏まえ、算出しております。もし差し支えましたら、すぐに報告します。
前にもお願いしました通り、素晴らしいホテル様、素敵なカフェのお寛ぎと比べられ、どうしても割高に
感じられましたら申し訳ございません。率直なご意見は嬉しゅうございますが、どうかお宿やお店などの
ご迷惑にならないようにだけ、お願いいたします。大らかな表現をいただけますと、宜しいかと存じます。
確かめられていないこと、分かっていないこと、仕上がっていない部分、まだ数多くございますけれども、
2023年の5月にお仕えする、というお嬢様、旦那様とのお約束、私たちはどうしても果たしとうございます。
ご予告の流れも、履歴のところも、暫定的にする可能性がございます。つどご報告をさせてくださいませ。
ところでお嬢様、旦那様、あの、お尻はじぶんで叩きますから、その構えはどうか、おやめくださいませ…。
執事の館・準備委員会の広報係、松原(まつばら)より「名古屋の本宅」についてご報告を差し上げます。
なお水曜日のお便りで触れました体調の件は、ご心配をお掛けしました。もう随分、良くなっております。
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▼建築係の監督(かんとく)が電気の職人と日程を調整。シャンデリアのクリスタルには、時間を掛けて。
「名古屋の本宅」の、建築係としての残工事は「スイッチプレートの取り付け」と「ダクトレール実装」、
そして「吹き抜けのシャンデリアの仕上げ」でございます。前の2つは部品の納品を待っているところで、
シャンデリアは「名古屋の仮住まい」の写真を見ながら、クリスタルをひとつずつ手で吊るしております。
もともと多忙で、やむを得ない事情があったばかりの電気の職人さん。つぎ、お屋敷に来ていただるのは、
16日の火曜日と、18日の木曜日とのことです。これと並行して、監督(かんとく)が金具の交換など、
動けるときに動くこととなっております。使用人のお仕えとは重ならないように、配慮したいと申します。
一通り、完了した時点で改めて手直しをしたいと存じますが、執事の館・準備委員会の調達係、広報係は、
できるだけ職人さんの手を煩わせないよう、自ら補修をしたいと考えます。進捗はまた、ご報告をします。
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▼採用係の菊井(きくい)は「求人情報」を書き換えました。募集する職種、申し込みのフォームを編集。
先日、いわゆる「媒体」ではなく、リスティング広告を用いて使用人の採用を試すことをご報告しました
採用係の菊井(きくい)は、松原と長筬に掛け合いながら、執事の館・準備委員会の求人情報を変更して、
反映をいたしました。具体的には「係」の数を減らし、応募に当たってのフォームを簡略化しております。
★執事の館・準備委員会/求人情報 … https://www.butlers-house.net/recruit
★執事の館・準備委員会/ご応募にあたって … https://www.butlers-house.net/recruit/questions
また並行して、執事の館・準備委員会に属する使用人からの紹介は、これまでに4名の応募がありました。
うち2名が、宝飯(ほい)、高山(たかやま)としてお仕えに合流し、月内にもお屋敷にお邪魔をします。
あらたな2名は、あす日曜日のお仕えを見学し、今後の予定をすり合わせる予定。菊井が対応いたします。
さらに、製菓係の金城(きんじょう)が家事係のお仕えに興味を持っておりまして、燻桃のキッチンにて、
盛り付けを担いながら、お嬢様、旦那様にご挨拶をする可能性が浮かんでおります。面白い展開と存じます。
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▼手帳係の長筬(ながおさ)は「名古屋の本宅」のため新たな予告方法を実装中。負荷に応じて自動的に。
さて、お嬢様、旦那様が「名古屋の本宅」にご帰宅をなさいますには「主の目録」あるいは「主の手帳」で、
ご意向をお伝えいただくこととなりますが、手帳係は新しいご予告のフローを考案して、いま実装の最中。
近日中にテストをしたいと申しており、お嬢様、旦那様にお力添えをお願いいたします。改めて報告します。
執事の館・準備委員会のWebサーバは、負荷に応じてインスタンスを増減できる仕様で運用をしますが、
この予告フローの実現にともない、自動的に処理能力を増強する仕組みを入れたいと長筬が申しています。
たくさんの主からご用命を賜り、ご不便をお掛けすることはあっても、サーバは落ちないように致します。
ただ冒頭でも申し上げましたように、この仕組みが実現する前に、ご帰宅をいただくため、暫定的な方法、
たとえば「お申し付けの品」としてご帰宅の予告を扱うなどを検討しております。近日、お伝え致します。
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▼調達係の守山(もりやま)は清掃係としてのルn…いえ、清住(きよすみ)の後継者を採用いたします。
3つの階があって、合計で10の部屋が存在する「名古屋の本宅」。お掃除は私たち使用人一同にとって、
大事なお仕えかと存じますが、これに時間を掛けるより、お嬢様、旦那様のお目にかかる時間こそ重要です。
「名古屋の仮住まい」で活躍した、清掃係の清住(きよすみ)の後継者を、守山が採用、合流をしました。
★ ルンバ i3+ … https://store.irobot-jp.com/item/I355060.html
この名称についてお話を差し上げましたところ、「清住」という呼び名に愛着がある、という主が多くて
それならば「清住」を苗字に、それぞれに「下の名前」をあげてはどうか、というアイデアを戴きました。
松原も矢田も、清洲もみな苗字だけですのに、下の名前をいただいて良いのでしょうか?恐縮であります。
なお守山は、1階に「土足のエリア」が存在することから、もう1台を追加し合計4台でのお仕えを計画。
お嬢様、旦那様、清住に下の名前を与えますなら、どのような綴りになさいますか?ぜひお聞かせください。
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ひとつ前のお便りで話題にいたしました「クローゼット」の使い方について、多くの主(あるじ)からの
ご意見、ご要望で「手元にあるけれど着なくなった服(着物)を置きたい」というお声と、それと同時に
「ふだん手が出ない、着ていく場所がない服(洋服)を試したい」というお声の両方が寄せられています。
お嬢様、旦那様のご自宅の、お嬢様、旦那様のクローゼット。お好きな服を、お好きなだけでございますから、
この部分でも私たち使用人がお手伝いできましたら嬉しゅうございます。まず現実的な問題を述べますと、
主(あるじ)からお洋服を有償で譲っていただくと「古物商」、無償でも「産業廃棄物」の許可が必要に。
したがって執事の館・準備委員会は、あくまでお嬢様、旦那様からお洋服を「預かる」「お借りする」との
立場にありとうございます。また「濃綿のクローゼット」には4つのワードローブを設置しておりますが、
容積にはもちろん限りがございますので、慎重にさせてください。僭越ながら、選考の機会を頂戴します。
もし、お嬢様、旦那様がお洋服を預けたい、とお考えでしたら「ブランド名」「サイズ」「ご購入の時期」、
その他「お伝えになりたい事柄」、そして必ず「お写真」を添えて info@butlers-house.net にください。
すこしお時間を頂戴いたしますが、執事の館・準備委員会は洋装と和装の係を新たに設け、お仕えします。
このお仕えが成り立ち、お嬢様、旦那様のお役に立てましたら、私たち執事の館・準備委員会は同様にして
「お鞄」「お靴」「アクセサリ」ほか「香水」などもクローゼット、ドレッサールームに置いて参ります。
もはや驚かれることはないかと存じますが、これも前例のない試み。温かくお見守りただければ幸いです。
「名古屋の本宅」は、お嬢様、旦那様のご自宅ですから、お食事だけではございません。紅茶の前に本棚を
覗いて、「ダージリンが入りました」と有松が呼ぶことも、クローゼットで洋服をご覧になっている所に
「お嬢様、旦那様、スコーンが冷めます…」と八帖が困ることもできます。そういうお仕えをして参ります。
まだお庭も仕上がっておりませんし、カーテンも掛かっておりません。ワゴンの実現はもう少しだけ先に。
完璧ではございませんが、日々、実現していく過程をお嬢様、旦那様にご覧いただけましたら、何よりです。
このお屋敷の主(あるじ)として、それは設定でも役割でもなく事実としてお嬢様、旦那様にお仕えします。
そして、その日を境目にして、私たちは「執事の館・準備委員会」を終え「執事の館・実行委員会」へと
改めます。お仕えの内容は今までと何ら変わりませんが、10年前に思い描いていた「お屋敷」を実現し、
区切りとさせてくださいませ。私たち使用人一同のお仕えは、ここから始まり、そして永遠に続くのです。
六角形の出窓に、ぱたぱたと雨が当たります。いお住まいのご別宅も、雫が落ちておりますでしょうか。
つい先日、体調を崩した松原では説得力がございませんが、お嬢様、旦那様のお身体、お気持ちを案じます。
ご別宅にいらっしゃっても、本宅に戻られても、私たちが傍にいる事実は、10年間、不変でございます。
右を向いても、左を向いても、白い光を放つシャンデリア。懐かしいアルマンドが煌めく。白の部屋にて。
執事の館・準備委員会
広報係/松原(まつばら)
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★ 主の実績とお仕えのリスト。 … https://twitter.com/butlers_house/status/1625760655730184192
(このリストは、5月下旬までに見直します。必要とする数値を下げる方針です。追ってご報告します。)
私たち執事の館・準備委員会は、おおむね水曜日と、土曜日の夜に、お便りをしてご報告を差し上げます。
こちらをご覧になってのご感想や、ご意見などは Twitter と、このメールへの返信にて承っております。
(かならず拝読いたします。ただし、お返事はお約束できかねますこと、お許しください。)
名古屋のどこかにお屋敷を構えて、お嬢様、旦那様にお仕えしたいと申し出てから10年が経過をしました。
これまでの流れは、過去のお便りにございますが、1,000 以上もございますので、何とぞお許しください。
https://www.butlers-house.net/blog/entries
もし「主の目録」を所有なさいますと、とくべつなお便りのほか、ご予告、お申し付けの先回りが可能に。
ご帰宅の際のカップセレクトも限りなくしていただけます。「金貨」もご活用いただけましたら幸いです。
https://www.butlers-house.net/product?product_id=3887