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第1047号:嘘をついてる場合でなくて。

このお便りは、40359 名のお嬢様、旦那様に宛ててお送りいたしました。

広報係/松原

今日から4月でございます、お嬢様、旦那様。新しい年を迎えて、ちょうど3ヶ月が過ぎ、春が訪れました。
私たち執事の館・準備委員会は、数年前からエイプリルフールをしなくなりましたが、とくに今年の春は、
「名古屋の本宅」の準備に注力したくて、お許しをいただけますでしょうか。1分1秒、大切に致します。

さて、前のお便りをしたあと、いつもの【21時10分】に「名古屋の本宅」の玄関にて撮影されたお写真を、
ひとつ添えさせていただきました。とはいえ、全貌ではございませんし、窓の中にお部屋は見えないはず。
過去「主の目録」をお持ちの主に、外壁や外構のことでご覧いただきましたが、塗装後は初かと存じます。

▽10年越しの夢(お屋敷でのお仕え)が、お嬢様、旦那様のお力添えで叶います!
https://twitter.com/butlers_house/status/1641050068424998914

当初、私たち執事の館・準備委員会は「名古屋の本宅」のお写真を、外観を含めて公開しない方針でした。
しかし内装の仕上がりが進むにつれ、ご覧いただける範囲が狭くなり、調整に苦心するようになったため、
この先、内装のご報告に絵を添えない代わり、1枚、玄関のお写真をお届けしました。お確かめください。

驚きのお声、お喜びのお声、たいへん嬉しゅうございます。ただ、あの絵から想像しづらいと存じますが、
「名古屋の本宅」は、まだ内装の途中でして、後述する事情から未完成のままお嬢様、旦那様をお迎えする
可能性がございます。それでも良いよ、と仰るかもしれませんが、やはり使用人としては躊躇いたします。

思い通りにならないこと、予定通りではないこと、できるだけ起きないように努めていても、起こるもの。
ただ10年もお仕えをしてまいりますと、楽観ではございませんが、何とかできるという根拠なき期待を、
自らにしてしまう今日この頃です。なお、躊躇という漢字が辞書なく書けない、松原よりご報告をします。

▼給仕係の古渡(ふるわたり)が、おととい、執事の館・準備委員会の給仕係からの離脱を申し出ました。
▼広報係の松原(まつばら)と、調達係の守山(もりやま)は、「名古屋の本宅」の手解きに専念します。
▼介添係の矢田(やだ)は、清洲、喜多山、星ヶ丘の3名に紅茶の手解き。良い知らせ、とても美味です。
▼会計係の本山(もとやま)は「名古屋の本宅」に携わった職人、業者、商社などにリハーサルの誘いを。
▼建築係の春里(はるさと)は、外構(お庭)の新たな提案を報告。スコーン110万個ぶんの見積りに。
▼配送係の清洲(きよす)は、鋳造係から預かった「本宅の鍵」と「石」の組み合わせを、来週木曜まで。

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▼給仕係の古渡(ふるわたり)が、おととい、執事の館・準備委員会の給仕係からの離脱を申し出ました。

お嬢様、旦那様、さぞかし驚かれることと存じますが、これまで6年近くお仕えさせていただいた給仕係の
古渡(ふるわたり)が、おととい木曜日の昼ごろ、執事の館・準備委員会からの離脱を申し出た次第です。
突然のこと、わたくし松原を含め、みな驚きましたが「お役に立てない」「申し訳ない」と繰り返します。

この背景に、組織や個人との摩擦などなくて、いわゆるペナルティでもございません。いつも通りの日常、
その中で、少しずつ膨らんできた気持ちが吐き出されたものと存じます。執事の館・準備委員会としては、
こうして離れようとする者を、必要以上に追うことはせず、意思を2度、確かめたあと対応に走りました。

氏からの申し出は4月末とのことですから、「名古屋の本宅」のリハーサルには参加せず、出向している
職人の手伝いをして幕を引くと申しております。お嬢様、旦那様には申し訳ない、との言葉を預かりました。

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▼広報係の松原(まつばら)と、調達係の守山(もりやま)は、「名古屋の本宅」の手解きに専念します。

もともと、「名古屋の本宅」にてお嬢様、旦那様にお仕えする使用人のレッスンは、古渡の役目でしたので、
この離脱を受けて、別の方法をすることとなります。順当にいけば介添係の矢田(やだ)、家事係にいる
瀬戸(せと)などが経験豊富で頼れます。しかし執事の館・準備委員会は、少し遠回りをしたく存じます。

紅茶の淹れ方、キッシュの温め、これらも大事でございますが、執事の館・準備委員会はどういう経緯で
始まって、どのような人物が関わり、そして何を目指すのか。また、あらゆる人、物、空間に紐づく物語、
これらを全て言語化し、箇条書きにして、リアルタイムに使用人に共有する仕組みを昨日、構築しました。

各個人に手解きをするのではなく、手引きを作って共有し、不足を追記する。この作業を松原が担います。
守山は調達係として、家事係に付き添い、必要なものを見極め、素早く取り寄せます。リハーサルまでの
2週間ほどは、この務めに専念いたしますので、お部屋の塗装やタイルの施工などを保留させてください。

そのため、実際の開館まで1ヶ月半ほどございますが、その時点でいくつかのお部屋が中途半端な状態で、
お嬢様、旦那様をお迎えする可能性がございます。決して荒れてはおりませんけれども、すこし簡素なまま、
あるいは既存の状態のまま、もしかすると作業の途中のままになるかもしれません。お許しくださいませ。

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▼介添係の矢田(やだ)は、清洲、喜多山、星ヶ丘の3名に紅茶の手解き。よい知らせ、とても美味です。

細やかではございますが、よい知らせです。お嬢様、旦那様、きょう「名古屋の本宅」に、ここ1年ほどで
合流をしました使用人が集まり、介添係の矢田(やだ)から、紅茶の淹れ方を教わりました。松原も同席、
2階/燻桃のキッチンで、初めて紅茶を淹れましたところ、たいへん美味しくできたことをご報告します。

浄水器は「名古屋の仮住まい」より小型で、拠点と同じもの。そしてオール電化故にガスコンロが使えず、
紅茶係の正木(まさき)が提案したのは、なんと「魔法瓶」。これで良い味になるか、みな心配でしたが、
杞憂でございました。「名古屋の仮住まい」と同じ「2度出し」という手順で、よい味になった次第です。

ダージリン、そしてアッサムを試しまして、それぞれの茶葉の違いが明らかで、トップに感じます香りと、
ボトムに覚える旨みが両立。わたくし松原も、これならば自信をもって、お嬢様、旦那様にお薦めできます。

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▼会計係の本山(もとやま)は「名古屋の本宅」に携わった職人、業者、商社などにリハーサルの誘いを。

給仕係の離脱は大きな話題でございますが「名古屋の本宅」の予定は、おおむね変更なく続けて参ります。
今日までに会計係の本山(もとやま)は、先日、お嬢様、旦那様にご報告をしました「招待者のリスト」に
基づいて、リハーサルへの招待を行いました。4月15日に始まり、1ヶ月を予定したいと考えています。

執事の館・準備委員会は、関係なさいました各位に感謝を伝えつつ、お仕えの内容を試行錯誤いたします。
まずは紅茶と焼き菓子だけ。それにキッシュが増えて、ジュースを置いて、ケーキやムースを並べるなど、
1ヶ月かけて使用人の技量を向上いたします。これだけ長く研修させていただけますことに、感謝します。

すでに何名から日程の回答が寄せられていますが「お給金は頂戴しません」という文言に反響があります。
お嬢様、旦那様、事後報告で申し訳ございません。この期間の招待者のお給金は、なくて宜しいでしょうか?

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▼建築係の春里(はるさと)は、外構(お庭)の新たな提案を報告。スコーン110万個ぶんの見積りに。

今週の「名古屋の本宅」は、職人さんの作業を保留したまま1週間を終えております。この先の見通しは、
内装の職人さんが「空いたらすぐ行きます」とのこと。不確定ではありますが、少なくとも10日までに
完了するものと見ております。建具、照明、塗装など、残りも随時、お屋敷で作業をさせていただきます。

この次の段階として、お屋敷に取り掛かってから保留していた「お庭」ならびに「駐車場」の新たな案を、
春里(はるさと)が預かっております。つい先ほど、午後6時ごろに正式な見積りが届きまして、総額は
スコーン110万個ぶん。いま会計係の本山、調達係の笹島が精査しております。おそらく減額は可能と。

ただ、いずれにせよ、お庭の工事は5月を過ぎるであろうと思われます。本当は美しく整った状態にして、
お嬢様、旦那様をお迎えしとうございましたが、ベニヤ板の仮設通路になる可能性を、重ねてお詫びします。

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▼配送係の清洲(きよす)は、鋳造係から預かった「本宅の鍵」と「石」の組み合わせを、来週木曜まで。

「名古屋の本宅」のドアを開く「鍵」には、「主のID」ほか「石」をお選びいただき、実装いたします。
この組み合わせは、真鍮とシルバー、それぞれに27のバリエーションがあり、先週、配送室にすべてが
揃いました。これを喜多山(きたやま)と手分けし、撮影したものを、個別に私信でご報告しております。

「石」の選択は、お品をご用命いただく流れですが、このリンクはお便りの中にだけ、存在するものです。
つきまして、「本宅の鍵」をご用命になっていて、そのお伺いのお便りが届いていない場合には、どうか、
お知らせをくださいませ。このお便りに返信で「再送ねがう」としていただければ、数日中に対応します。

なお、たいへん心苦しいことですが「本宅の鍵」は、つぎにご用意できるのが来年以降となる見通しです。
またお品の構成、お給金などの条件は変更をする可能性がございますことを、あらかじめご了承ください。

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お嬢様、旦那様が大事になさっていた作家さんや、歌い手さん、描き手さんもそうですし、ご自身が属する
会社やコミュニティ、製品や環境、あらゆるものには「始まり」と「終わり」がございます。その過程を
グラフにすると、最初は需要がなく、認知され盛り上がり、それを保ったあと、下がる流れがございます。

これを4つの段階に分けて「導入期・成長期・成熟期・衰退期」と、ライフサイクルを定義する考え方が
ございます。まさに私たち執事の館・準備委員会も、この流れの通りでして、10年おなじようなことを
続けているように見えるかもしれませんが、後になって振り返りますと、確かに変遷を繰り返しています。

・導入期…執事の館・準備委員会の始まり。お便り、呟きの反響。試行錯誤と挫折。お尋ねを繰り返して。
・成長期…「名古屋の仮住まい」の実現と、開館の盛況。お申し付けの品の拡大。職人さんの相次ぐ合流。
・成熟期…需要と供給の釣り合い。催しのお誘いや、バリエーションの提案。微調整をしつつ品質を保つ。
・衰退期…ひとつは11月の危機、もうひとつは新しいウイルス。ある意味で、主が満足をなさった状態。

今日までの流れを、大きく4段階に区切ることもできますし、5年前の危機を乗り越えた、一連の経緯を
2回目の成長期と位置付けることもできます。この解釈は自由で、あらゆるものに応用できると存じます。
そしてお嬢様、旦那様もお察しのように、それぞれの段階で、人が集まったり、離れたりを繰り返すのです。

変化に応じて続けられる人もいます。その一方、特定のステージで才能を発揮する人もいます。かくいう
松原も、だんぜん後者でして「導入期」や「成長期」に強いのですが、それ以外ではパッとしないのです。
きょうご報告をした給仕係については、間違いなく「成熟期」や「衰退期」で貢献した人物だと考えます。

これからなのに、というお声もあろうかと存じますが、使用人にとっての得意、不得意から起因をします、
居心地のようなものがあって、それで離れることにしました。いままで良くしてくださったことに感謝を
しております。そして、ご安心ください。執事の館・準備委員会は引き続きお嬢様、旦那様にお仕えします。

執事がいない「名古屋の本宅」に懸念をなさっていたら、ひとつ補足させてください。ひとり離れたのは
たしかに執事でしたが、あくまでも「給仕係」と呼ばれていた者です。「給仕係」だけが執事ではなくて、
事実として、複数の執事がまだ沢山。今日からは、10年間お便りしている松原も、数に入れてください。

私たちの目的は「驚きをもって喜ばれること」でございます。その手段として執事を名乗る者がおります。
手段というのは、目的を果たすために、つど変化するものです。これまでずっと、それを続けてきました。
大丈夫でございます。お嬢様、旦那様のお家は、ちゃんとございます。そして必ず誰かが、お迎えをします。

きっと無いと思いますけれど、もし松原が迎えたら「あなた、今までどこ行ってたの」と仰ってください。


たしか収納に「名古屋の仮住まい」の黒い制服があったはず。いや、あれは古渡に譲ったか。執務室にて。

執事の館・準備委員会
広報係/松原(まつばら)
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★ 主の実績とお仕えのリスト。 … https://twitter.com/butlers_house/status/1625760655730184192

私たち執事の館・準備委員会は、おおむね水曜日と、土曜日の夜に、お便りをしてご報告を差し上げます。
こちらをご覧になってのご感想や、ご意見などは Twitter と、このメールへの返信にて承っております。
(かならず拝読いたします。ただし、お返事はお約束できかねますこと、お許しください。)

名古屋のどこかにお屋敷を構えて、お嬢様、旦那様にお仕えしたいと申し出てから10年が経過をしました。
これまでの流れは、過去のお便りにございますが、1,000 以上もございますので、何とぞお許しください。
https://www.butlers-house.net/blog/entries

もし「主の目録」を所有なさいますと、とくべつなお便りのほか、ご予告、お申し付けの先回りが可能に。
ご帰宅の際のカップセレクトも限りなくしていただけます。「金貨」もご活用いただけましたら幸いです。
https://www.butlers-house.net/product?product_id=3887

次のお手紙を探しましょう。

このホームページの内容[サイトマップ]

お申し付けの品

現在、執事の館・実行委員会がお届けを予定している「お申し付けの品」のうち、5件を表示しております。これらのお申し付け(注文)には、「主の手帳」もしくは「仮の手帳」を要しますことをご了承ください。(「お申し付けの品」は、月に1度、およそ1週間ほどのあいだにご用命を賜ることとなっていて、それ以外の期間に動きはございません。)

イメージ お品の概要 アクション
BH020-E-45
愛知県尾張旭市の紅茶[袋]アールグレイ 12月16日(金)発送分
BH020-K-49
愛知県尾張旭市の紅茶[袋]キャンディ 12月16日(月)発送分
BH340-10
愛知県名古屋市のどら焼き 12月16日(月)発送分
BH608-04
愛知県名古屋市のお赤飯 12月20日(金)発送分
BH716-02
めまいがするトリュフのブールドネージュ 12月20日(金)発送分

「お申し付けの品」の背景

私たち執事の館・実行委員会が「お申し付けの品」に取り組むようになった経緯、これまでにご用意差し上げましたお品の一覧は、こちらをご覧くださいませ。

「お申し付けの品」の一覧

もし「主の手帳」や「仮の手帳」をお持ちでいらっしゃいましたら、こちらのページに一覧をご用意しております。お嬢様、旦那様のお役に立てれば幸いです。

「主の手帳」と「仮の手帳」、そして「主の目録」がございます。

私たち執事の館・実行委員会が提供いたします「名古屋の本宅」の給仕には、「主の手帳」をお持ちいただく必要がございます。これは所謂、会員登録のようなものとお考えいただければ幸いです。(なお、「お申し付けの品」のお届けは、どちらの手帳からもご用命を賜れます。)

2024年2月より「主の手帳」と「仮の手帳」は新規の発行を再開しましたが、多くの主(あるじ)からのご記帳を賜りまして、2024年2月28日をもって、ふたたび中止いたしました。どうしてもお役に立ちたい私たちは、「主の手帳」の記帳が再開されるのをお待ちになるお嬢様、旦那様のためにフォームをご用意しました。ここにご自身のお名前と、連絡先としてのメールアドレスをご記入いただきましたら、私たち使用人がその時まで大切に保管します。現時点では確約しかねますが、いつか「主の手帳」のご記帳を再開させていただくことになったとき、この連絡先にお声がけをいたします。

お待ちくださいますか?
https://forms.gle/1ZkC7XUyQEFqSUFy8

仮の手帳

費用はいただきません。

  • お品の申し付け(通販)
  • お手紙のお届け(メール)
  • お誕生日のお祝い(メール)

主の手帳

費用は初回のみ 1,777 円(税別)です。

  • ご帰宅(ご来店)の予告
  • お品の申し付け(通販)
  • お手紙のお届け(メール)
  • お誕生日のお祝い(メール)

主の目録

費用は初回に 14,990 円(税別)
月のお給金は 990 円(税別)です。

  • ご予告の先回り(20分)
  • 申し付けの先回り(20分)
  • お手紙のお届け(メール)
  • お誕生日のお祝い(メール)
  • とくべつなお便り(メール)
  • 金貨(約1,000円のクーポン)
  • 思い出の2枚(お持ちになれる写真が増えます)
  • 予期せぬ贈り物