第95号：まことに暑うございます。
このお便りは、26363 名のお嬢様、旦那様に宛ててお送りいたしました。
お嬢様、旦那様、日が沈んだあとも、まだ蒸し暑さが続きますね…。
しばらくご無沙汰しておりました。執事の館・準備委員会の広報係、松原でございます。
「名古屋の仮住まい」の準備期間中から、開館後も継続してメールマガジンやTwitterに取組み、
準備委員会や、仮住まいの状況をお伝えして参りましたが、真夏の暑気にやられてしまったか、
すこし体調を崩してしまいました。しばらくお仕えを減らして復帰に努めて参りましたので、
お陰様でいまは良くなっております。久しぶりのお手紙に私、すこし緊張をしております。
今日も報告の内容がたいへん多くございますので、手短にお伝えできれば幸いです。
▼ #愛知県小牧市のバウムクーヘン 僅かながらお作り致します。
▼ #愛知県碧南市のソーセージ 新たにフランクフルトをお作りしました。
▽ 「名古屋の仮住まい」予告制限が無くなりました。
▽ 「名古屋の仮住まい」予告確定後のキャンセル・ポリシーを策定致しました。
▽ 「名古屋の仮住まい」は、まことに暑うございます。
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しばしば Twitter でも話題にしておりますし、最近では少しずつニュースで取り上げられておりますが、
2014年、夏の乳製品不足は極めて深刻な状況にございます。単純に比較はできませんけれども、
2008年のバター不足に匹敵する水準で、原料となる生乳の入手に各メーカー苦心されている様子です。
いまのところ、名古屋市内の小売店において販売数の制限は行なわれておりませんが、
店によっては在庫が薄くなっているという話も伺います。日本国内における乳製品の出荷制限は、
家庭用の牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの流通量を確保するようになっており、いままさに水面下で、
業務用の乳製品が品薄になり始めているということです。
余談ではございますが、名古屋三越さん、名古屋髙島屋さんのお菓子売り場を眺めていると、
例年よりも生クリームを使った作品が少なく、ゼリーやフルーツを全面に押し出したものが
多くなっているように感じられます。季節柄ということもあるでしょうけれど。
業務用の乳製品にかかる出荷制限は、「前年度の仕入れ実績」に応じて掛かることが多いとか。
つまり執事の館・準備委員会がお届けしておりました #愛知県小牧市のバウムクーヘン や、
名古屋の仮住まいで提供しておりますお菓子、お食事の類いは、昨年８月の段階で実績なし…。
本来であれば、卸業者さんから提供が止まってしまう状況にありますが、お嬢様、旦那様のため、
とくべつな例として、供給を続けてくださっていることをお伝え致します。
この際、バター、クロテッドクリームに多少の値上げがあっても、致し方ありません。
前置きが長くなりまして、誠に申し訳ございません。
元来、７月発送分をもって、生産を休止する予定ではございましたが、工場長の黒川氏の努力、
乳製品の卸業者の厚意によって、#愛知県小牧市のバウムクーヘン の生産に欠かせない
カルピス社の発酵バターを確保することができたとのことです。
８月の２週のみ、お作りできることが判明し、急ぎお伝えする次第であります。
愛知県小牧市のバウムクーヘン ８月１日発送分 500箱まで
http://www.butlers-house.net/product?product_id=246
愛知県小牧市のバウムクーヘン ８月８日発送分 500箱まで
http://www.butlers-house.net/product?product_id=247
申し付けは、あす【７月２８日（月曜日）午後９時１０分】より承ります。
以降は９月に少しお作りできるか、どうかという状況にございます。
お盆のお出掛けの際に、手みやげの一つとしてお持ち頂いたり、お出掛け先に予めお届けをして、
「名古屋の仮住まい」の話に花を咲かせて頂ければ幸いに存じます。何卒、よろしくお願い致します。
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さらにこのほか、品質の改良に努めておりました「愛知県碧南市のソーセージ」は、
新たに「三河豚のフランクフルト」をお作りして、申し付けを再開する運びとなりました。
今回お届けを致します「愛知県碧南市のソーセージ」は、下記の５点で構成されております。
・愛知県安城市の和牛ハム（薄切り／120g）
希少な和牛の赤身を切り出し、時間を掛けて薫香をつけた一品。
・愛知県安城市の和牛ビアシンケン（薄切り／120g）
その名の通り、ビールの為に作られたハム。肉とハムの食感をお楽しみください。
・愛知県碧南市のフランクフルト（４本／150g）
濃厚かつ極太、豚肉のソーセージ。噛む度に染み出る肉汁が癖になります。
・愛知県碧南市の塩スモーク生ソーセージ（５本／150g）
お湯に浸して３分、新鮮な肉の風味を味わえる逸品にございます。
・愛知県碧南市のポークジャーキー（特別版）
今回、お嬢様、旦那様のため新たにお作りした特注品のポークジャーキー。
（それぞれ、賞味期限は製造から１２日間とのこと。）
いずれも碧南のソーセージ職人が、現時点で最良のものと思いつく最良のレシピでございます。
準備委員会の関係者でも、試食した誰もが揃って「個人的に購入したい」と申し出る品質。
特に「和牛ハム」は未知の感動、フランクフルトの力強さはぜひご賞味くださいませ。
ただ現在、ソーセージ職人の人手が不足している状況に加えて、お中元の季節も重なることから、
箱数を以前よりも大幅に制限することを、予めご了承くださいませ。週に３０が限度と…。
愛知県碧南市のソーセージ ８月２４日発送分 30箱まで
http://www.butlers-house.net/product?product_id=248
愛知県碧南市のソーセージ ８月３１日発送分 30箱まで
http://www.butlers-house.net/product?product_id=249
愛知県碧南市のソーセージ ９月７日発送分 30箱まで
http://www.butlers-house.net/product?product_id=250
愛知県碧南市のソーセージ ９月１４日発送分 30箱まで
http://www.butlers-house.net/product?product_id=251
申し付けは、あす【７月２８日（月曜日）午後９時１０分】より承ります。
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さて、開館から２ヶ月と半分を迎える「名古屋の仮住まい」は、去る７月１６日（水）に、
帰宅予告に設けておりました制限の類いを一切、解除することになりました。
これ以降、全ての主から帰宅の予告を承っております。
長らくお待たせをしておりました主の皆様には、謹んでお詫び申し上げます。
２０１４年７月現在、ご帰宅の予告枠は、「２週間前の午後１１時」に公開されております。
たとえば、きょう７月２７日ならば、夜１１時に２週間後の８月１０日の予告枠が、表示されます。
あらかじめご友人様と希望の日時をご相談のうえ、余裕を持って予告を頂ければ幸いに存じます。
http://www.butlers-house.net/reservation
ご友人の招待を確定されるまでに設けられている３日間の猶予が過ぎますと、
自動的にキャンセルの扱いとなりますゆえ、折りをみて一覧をお確かめくださいませ。
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ここで改めて、「名古屋の仮住まい」におけるキャンセル・ポリシーを改めてお伝え致します。
執事の館・準備委員会は、開館から２ヶ月の間に、さまざま帰宅予告にまつわる問題や、
ご帰宅時の稀なトラブル対応に取組んで参りました。
急に体調を崩された、身近な方にご不幸があったなど、予期せぬ変更はつきものであります。
このとき、私たちはどのように向き合い、対応すべきかという議論を都度行なっております。
結果、誠に勝手ながら、下記のとおりにキャンセルポリシーを策定致しました。
１．帰宅予告が確定した後のキャンセルは、有償（2,000円）とします。
ただし予告が確定するまではメールフォームより随時キャンセルを承ります。
２．帰宅予告が確定した後の人数変更と人員変更はキャンセルの扱い（2,000円）と致します。
キャンセルされたあと、再度ご予告を頂くか、別の日程に改めてご予告をくださいませ。
なおキャンセルが行なわれるタイミングは、予めお伝えすることができかねます。
３．帰宅前日の午後９時以降にキャンセルを頂いた場合は、給金の全額（4,000円）をご負担頂きます。
本来であれば、やむを得ない事情であれば費用を生じさせずにキャンセルを承りたいところです。
しかし予告を承ったあと、ご帰宅をくださるお一人ずつ過去の給仕内容や申し付けの履歴を確認して、
お席とお菓子、お飲物の準備を行なう事情についてご理解頂ければ幸いに存じます。
また帰宅予告の確定後、人員の変更、人数の変更を承りかねる背景としましては、
いわゆる同伴者が確定していない段階の「席取り行為」との線引きが難しいこと、
ご帰宅の予告一覧を担う「館の台帳」の運用に支障をきたす恐れがございます。
つきましては先週より実験的に導入しておりました「キャンセルボタン」を、
あす７月２７日より正式に稼働致します。この仕組みは単純に、ご帰宅予告のキャンセルを、
「申し付けの品」として頂き、私ども執事の館・準備委員会が状況を把握し、手動で削除を致します。
かねてより出来るだけ柔軟な対応を心掛けてはおりましたが、相次ぐキャンセルや、
人員、人数の変更依頼に奔走している事情について、ご理解を頂ければ幸いに存じます。
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最後に、如何ともし難い問題でございますが、ことし初めて夏を迎えた「名古屋の仮住まい」は、
空調管理に苦心、給仕に携わる使用人（従業員）も額に汗を浮かべているとの報告が届いております。
この原因はいま詳しく調べている最中にございますが、もしかすると館内に設置した空調設備に、
何らかの障害が生じた結果、出力が不足する状況にあると見ております。
当初は、室外機の置かれた空間の通気が優れず、つまり冷却されるはずの空気が熱すぎることで、
冷たい風が作れないのではないかと思われましたが、問題は「白の部屋」に集中しており、
他の空間には、さほど問題がないことが分かっております。
また、以前から多くご指摘を頂いております玄関前も、非常に暑くご迷惑をお掛けしておりました。
本日２７日より、小さな扇風機を設置致しましたので、いくぶんましになったのではないかと…。
できれば国産で「名古屋の仮住まい」に合う意匠の製品を置くところかとは存じますが、
お召し物やお手荷物が絡まる事故を防ぐことも考慮して、舶来の品が選定されました。
この点、ご理解のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
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本日も長くなりまして、申し訳ございません。またこのお手紙を初めてお受け取りになる主には、
事前の説明もなく、唐突なものに映ったかと思いますが、何卒お許しくださいませ。
この機会に私たち執事の館・準備委員会のあゆみをご覧頂けますと幸いに存じます。
https://www.butlers-house.net/blog/entries
また「主の手帳（マイページ）」は、少しずつ入力欄を追加しており、
これがお嬢様、旦那様のお人柄を知る貴重な機会となっております。
苦手な食べ物、給仕の際のご希望をお書き添え頂けますと、給仕係が事前に拝見を致します。
ところで、いまお住まいの街から、星のまたたく空は見えますでしょうか。
夏の夜の熱さに揺れる、星の煌めきもまた、良いものでございますね。
今宵は虫避けを振って、夜のお散歩にでも出掛けましょうか。
私は明日の申し付けの準備がございますので、ここで失礼致します。
名古屋マリオットアソシアホテル、１５階ロビーにて。
このお手紙は、執事の館・準備委員会の広報係、松原（まつばら）がお送りしました。
執事の館・準備委員会へのご要望、お問い合わせは info@butlers-house.net までお寄せ下さい。
