第92号:六月の花嫁。
このお便りは、26092 名のお嬢様、旦那様に宛ててお送りいたしました。
お嬢様、旦那様、ようやく梅雨らしくなってきた今日この頃、
通り雨にお身体を冷やされたりはしておりませんでしょうか。準備委員会の松原でございます。
本日はなるべく手短かに、執事の館・準備委員会および名古屋の仮住まいの近況をご報告致します。
お伝えしたい話題は下記の通りでございます。
・「愛知県尾張旭市の紅茶」試飲パッケージはご入用ではありませんか?
・「名古屋の仮住まい」の会員証として、「鍵」をお作りしております。
・「名古屋の仮住まい」にオリジナルのハーブティを常備致します。
・「名古屋の仮住まい」夏の虫除けについて。
なお先日のお便りにてご相談を致しました「名古屋の仮住まい」お給金の変更については、
賛否ともに大変参考になるご意見をお寄せくださいまして、誠にありがとうございました。
いずれも頂いたお声は大切に扱い、執事の館・準備委員会の定例会議にて披露する所存であります。
この結論については、追って報告をさせて頂きますので、もうしばらくお時間くださいませ。
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先週の土曜日より申し付けを賜っております「愛知県尾張旭市の紅茶」試飲パッケージは、
もう間もなく、あらかじめ手配していた数量に到達する見込みにございます。
本日ようやく、新たに同梱される茶葉が決定したことをお伝え申し上げます。
すでにお届けを完了している5月27日発送分では、
「ダージリン、アッサム、ディンブラ、アールグレイ、キャンディ、ラプサンスーチョン」の6種類、
このうち「キャンディ」と「ラプサンスーチョン」を、仮住まいでの使用量を考慮して差し替えます。
新たに加わるのは、名古屋の仮住まいでもご好評を頂いております「ルフナ」に、
極めて貴重な「ダージリン・ファーストフラッシュ」の2種類となりました。
ファーストフラッシュ…紅茶でいう新茶、こちらは紅茶専門店でも人気のあるもので、
ワインのボジョレーと同様に、今年の茶葉を評価する指標といっても差し支えありません。
紅茶に詳しい方であればご存知かとは思いますけれども、ファーストフラッシュの茶葉は、
他と比べると数倍の単価で取引されます。今回「愛知県尾張旭市の紅茶」試飲パッケージにおいて、
愛知県名古屋市の商社のご厚意で試験管とコルク栓の仕入れ額が大幅に下がりましたので、
費用はそのままに、ダージリン・ファーストフラッシュをお試し頂くことができます。
https://www.butlers-house.net/product?product_id=195
もしご入用でしたら、少しだけ、お急ぎくださいませ…。
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さて、「名古屋の仮住まい」は、いわゆる会員証の代わりに、「お部屋の鍵」をお作りします。
今年に入ってから、Twitter にて時折話題にしておりました通り、愛知県名古屋市に金属加工の
アトリエを構える職人に依頼して、すでに2個程の試作を頂いておりました。
しかし5月に「名古屋の仮住まい」が開館、そして間もなくして6月に突入したことで、
ジューンブライドによる結婚および結納の需要が高まり、しばらく試作は保留されていました。
この間、執事の館・準備委員会では、「名古屋の仮住まい」におけるお嬢様、旦那様のニーズを測り、
「お部屋の鍵」の最適な運用フローを検討していた次第です。
7月になり、職人にいくばくかの時間的余裕が出たことで、改めて「お部屋の鍵」を検討しております。
いま課題となっておりますのは、「白の部屋」「赤の広間」「緑の部屋」ごとに共通の意匠とするか、
あるいはそれぞれ異なる形状を持たせるか…これは「型(かた)」を作るコストに影響を及ぼします。
現時点では少なくとも「白の部屋」の鍵は費用を頂かず、送料実費のみでお届けする予定ですが、
ストラップが欲しい、キーケースはないか、飾る箱はどうか、という声にお答えするべく、
様々なアイテムを検討しておりますので、これらのスケッチが上がり次第、報告を致します。
また、鍵の装飾度合いや、サイズについても検討せねばなりません。
ふだん別宅の鍵を束ねていらっしゃるケースに納まるようにするのか、非日常感を演出するため
大ぶりで豪勢な仕上がりにするのか、各位のご意見を参考にしながら、試作を進めて参ります。
まずは象徴となる「■の部屋」の鍵をお作りして、それをモチーフに3つの部屋の意匠を作ると…。
もちろんお嬢様、旦那様の主のIDを打刻してお渡ししましょう。
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続いて、「名古屋の仮住まい」では、館内の給仕内容に合わせたハーブティを試作しております。
6月に入ってから、試験的に常備したハーブティへの反響が大きく、また給仕係のハーブに対する
造詣が深まったことを受けて、さらに幅広く、より飲みやすいハーブティのブレンドに着手しました。
早ければ今月中には、「名古屋の仮住まい」にて、新作をお試し頂けるのではないかと存じます。
そして更に「申し付けの品」として、ハーブの効果を期待するブレンドの開発も並行しております。
「代謝の根」「柔和の葉」「休息の花」「美容の実」「安寧の葉」「爽快の実」の6種類。
表現次第では薬事法に抵触する可能性もございますので、あえて具体的なことは申しませんが、
花粉症や生理痛を緩和したり、寝付きの悪さを解消するなど様々な効果を狙っております。
これらはどちらかというと、ハーブティ単体でお楽しみ頂くものと位置づけまして、
まずは「愛知県名古屋市のハーブティ」試飲パッケージからお届け出来ればと考えております。
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ところで「名古屋の仮住まい」は夏を迎え、日中は西日のせいか蒸し暑く感じるようになりました。
ここで小さな前庭の植栽に毎日水をやっているせいでしょうか、通りかかるドアマンや使用人が、
虫にくわれてしまう事件が相次いでおります。
たとえば蚊取り線香を用いて、虫除けにするというのも一案でございますが、せっかくのお召し物に
匂いが付いてしまってはいけませんので、まずは防虫効果を期待できる「レモングラス」や
「ゼラニウム」を、試しに植栽に加えて、しばらく様子を見たいと考えております。
余談ではございますけれども、先日インターネットで話題になった「蚊取りペットボトル」は、
私の知人友人、複数名が試したところ、蚊にはほとんど効果がなかったそうであります。
あれが上手く機能すれば、すぐにでも採用したのですけれども…。
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先日より、執事の館・準備委員会は、帰宅予告を頂ける主の条件を【2013年6月15日】までに
「主の手帳(メールマガジン)」記帳を頂いた【15,780名】のお嬢様、旦那様に拡大致しました。
https://www.butlers-house.net/reservation
誠に恐れ入りますが、今週末も既に「白の部屋」のご帰宅予告を満了しております。
毎晩23時に2週間後の予告を承りますので、あす金曜日の夜から、お試し頂ければ幸いです。
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さて表題の「六月の花嫁」。少なくとも私は、最近になってから出てきた言葉かと存じます。
この起源を調べてみますと、古くからヨーロッパでは「6月に結婚をすると幸せになれる」という
言い伝えがあったそうです。しかも、3つの説が…。
1.農作業の妨げになることから、3月から5月の間は結婚が禁じられていた。6月に解禁。
2.ヨーロッパでは6月の降雨量が最も少ない。また「復活祭」の時期と重なり、めでたい。
3.6月を意味する「JUNE」が、神話で結婚を司る女神「JUNO」に由来するという話。
しかし日本は、多くの地域で6月に梅雨が始まり、もともと式を挙げる方は少なかったはずです。
どうやらホテルや結婚式場の方が、ヨーロッパの風習、言い伝えを引用し、上手に宣伝することで、
徐々に「六月の花嫁」という文化が浸透していったものと思われます。
もともと閑散期であった6月が、最も人気の季節となるのに20年も掛かりませんでしたね。
出来事にはほんらい意味はなく、その解釈次第で、価値が変わるという好例ではないでしょうか。
ああ、今日もまた長くなってしまいました。
蒸し暑い日が続きますけれども、くれぐれも寝冷えなどなさいませんように…。
名古屋市中村区のファミリーレストラン「デニーズ中村店」にて。
このお手紙は、執事の館・準備委員会の広報係、松原(まつばら)がお送りしました。
執事の館・準備委員会のあゆみは「過去のお便り(バックナンバー)」から、ご覧くださいませ。
https://www.butlers-house.net/blog/entries
メールアドレスやお名前の書き換え、退会手続きなどは、下記URLから承ります。
https://www.butlers-house.net/member_login
執事の館・準備委員会へのご要望、お問い合わせは info@butlers-house.net までお寄せ下さい。